医師で不動産投資している人は不動産鑑定士の資格を取得するべきか?

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「不動産鑑定士」という資格は不動産投資をおこなう上で、どのようなメリットがあるのでしょうか?

このような疑問を良く耳にします。

結論、不動産鑑定士の資格を取得すれば、不動産投資において有利となる可能性が十分にあります。

とはいえ、

・不動産鑑定士の業務内容は?

・不動産鑑定士の資格を取得するメリットは?

・不動産投資に不動産鑑定士の資格は役に立つのか?取得した方がいいの?

という疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこで、この記事では「医師でこれから不動産投資を始めようと考えている方、すでに始めている方」に対して投資家の観点から疑問を解決します。

具体的には

(1)不動産鑑定士の資格内容とは?

 ①三大国家資格とは?

 ②不動産鑑定士の業務内容

(2)不動産鑑定士の資格を取得するメリット

 ①不動産の適切な価値が分かる

 ②コンサルティング業務もできる

(3)不動産投資に不動産鑑定士の資格は役に立つのか?

 ①不動産物件を適正価格以下で購入できる

 ②金融機関に提出する事業計画の精度が向上し融資面で有利

の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。

この記事は5分程度で読めますし、

不動産鑑定士という資格が、不動産投資においてどのような場面で役に立つのか理解できると思います。

まずは、ご一読を!

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不動産鑑定士の資格内容とは?

始めに不動産鑑定士の資格について解説します。

不動産鑑定士はいわゆる三大国家資格であり、主に不動産の価値の評価やコンサルティング業務をするための資格になります。

詳しく解説しましょう。

三大国家資格とは?

三大国家資格とは一般的に弁護士、公認会計士、不動産鑑定士の3つの資格を指す場合が多いようです。

①    弁護士

弁護士の仕事内容はご存じの方も多いと思いますが、社会で起こるさまざまな問題の解決に取り組み依頼人の弁護などをおこなう法律の専門家です。

弁護士になるためには「司法試験」に合格する必要があります。

司法試験は法律系資格の最高峰であり、合格すると弁護士・裁判官・検察官の職に就くことができます。

ただし弁護士資格の取得は、非常にハードルの高いものとなります。

試験の合格率は30~40%と少し高めですが、受験資格には厳しい条件が設けられています。

【司法試験の受験資格】

・法科大学院修了者または司法試験予備試験の合格者であること

・受験回数に制限がある(受験資格取得から5年間、5回まで受験可能)

②    公認会計士

公認会計士の仕事は企業の決算書などの内容を検証し、その内容が適正なのか監査をおこなうことです。

財務情報の信頼性を公認会計士が保証することで、投資家は安心して企業に対して投資がおこなえます。

このように公認会計士の仕事は、企業の健全さや透明性を証明し、資本主義社会の発展に貢献する重要な役割を担っています。

金融商品取引法では、すべての上場会社に公認会計士監査を義務付けています。

公認会計士の資格取得も非常に難易度が高いと言われています。

【公認会計士の試験難易度】

・合格率は10%前後

・学習範囲が広く、また科目数が多い

不動産鑑定士の業務内容

不動産鑑定士の仕事は大きく2つあります。

①    不動産価値の鑑定

1つ目は、不動産の経済的価値を適正に判定、評価することです。

土地や建物などの不動産価値について、需要や地理的状況など様々な要素を考慮して鑑定評価額を決定し「不動産鑑定評価書」を作成します。

不動産鑑定評価書の作成は不動産鑑定士だけに認められている独占業務です。

②    コンサルティング業務

2つ目は、依頼人からの様々なニーズ(売買・交換・担保・贈与)に応じて、土地や建物の価値判定をベースとしたコンサルティング業務です。

不動産の鑑定評価にもとづき、顧客のニーズに合わせた適切なアドバイスと提案をおこなえます。

不動産鑑定士の資格取得は弁護士、公認会計士と同様に超難関です。

受験資格に制限はありませんが、試験範囲が広く、また合格率も低い難関試験となっています。

試験内容は、まず短答式試験に合格する必要があり、合格者のみが論文式試験を受けることができます。

両方の試験に合格した後、実務修習(2年)を経て、ようやく不動産鑑定士の登録となります。

【不動産鑑定士の合格率】

 ・短答式試験:約30%

 ・論文式試験:約14%

不動産鑑定士の資格を取得するメリット

それでは不動産鑑定士の資格を取るメリットはあるのでしょうか?

主なメリットは、

・不動産の適切な価値が分かる

・コンサルティング業務もできる

の2つ。

不動産の適切な価値が分かる

メリットの1つ目は不動産鑑定により、その不動産の適正価値が把握できます。

不動産は物件毎に資産価値は異なり、建物の状態や地理的要因(最寄り駅までの距離など)など様々な要素を総合的に照らし合わせて決定されます。

不動産鑑定作業は、様々な知識を必要とし不動産鑑定士だけがおこなえる独占業務です。

不動産を売る際、適正以上の値段設定をしてしまうと、いつまで経っても売れない可能性があります。

不動産の売買においては、不動産鑑定による適正価格の把握がとても役立ちます。

コンサルティング業務もできる

2つ目のメリットは、不動産の売買など、依頼人に対して適切な提案ができることです。

不動産物件の資産価値は建物の状態や地理的要因など様々な要素で決まると説明しました。

価値を決定している要素が判れば、自然に販売先のターゲットも見えてきます。

対象の物件が最寄り駅に近い場合は会社員向けに、また学校や公園に近い場合はファミリー向けに需要があるため、よりターゲットを限定することで相場価格より高く売れる可能性があります。

このように不動産鑑定士の資格があれば、売買などのコンサルティング業務にも対応できます。

不動産投資に不動産鑑定士の資格は役に立つのか?

難易度の高めな不動産鑑定士ですが、不動産投資をする上で必要なのでしょうか。

投資をする上で資格の取得は不要ですが、取得していると役に立つ場面もあります。

詳しく解説しましょう。

不動産物件を適正価格以下で購入できる

不動産投資において物件選びはとても重要です。

収益性の高い物件を、いかに安く購入できるかが不動産投資で成功するための鍵となります。

資産価値を適正に把握できれば、相場以上の高値で物件を購入するリスクを避けることができます。

また相場以下の割安物件を見つけられる可能性もあります。

このように不動産鑑定士であれば、誰よりも早く優良物件を見つけることができます。

不動産投資で、最も大事なのは購入する物件を「とにかく安く買う」ことです。

不動産物件を保有して家賃収入で利益が出る。仮に売却しても利益がでる。

この両方の状況を目指すことが不動産投資で成功する秘訣です。

金融機関に提出する事業計画の精度が向上し融資面で有利

不動産投資で金融機関に融資をお願いする際、事業計画の提出を求められる場合があります。

事業計画には正確性が求められますし、精度が高いほど融資審査に通りやすくなります。

そのためベースとなる不動産物件の資産価値を正しく把握することが非常に重要です。

不動産事業にいくら投資して税金、経費を除くと、最終利益がいくらになるのか事業収支計画が重要な意味合いを持ちます。

上記の通り、不動産鑑定士の資格は不動産投資において、とても有利となる場面が多くなります。

ただし不動産鑑定士は難関試験でもあり、本業が忙しい医師が資格取得するのは難しいと思われます。

せめて業務内容や有利となる理由までは理解しておくべきでしょう。

不動産投資の勉強についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

〇不動産鑑定士の資格内容とは?

① 三大国家資格とは?

・一般的に弁護士、公認会計士、不動産鑑定士の資格になります。

② 不動産鑑定士の業務内容

不動産鑑定士の仕事は大きく2つあります。

・不動産価値の鑑定

・コンサルティング業務

特に不動産鑑定評価書の作成は不動産鑑定士だけに認められている独占業務です。

③不動産鑑定士の合格率

 ・短答式試験:約30%

 ・論文式試験:約14%

〇不動産鑑定士の資格を取得するメリット

① 不動産の適切な価値が分かる

② コンサルティング業務

〇不動産投資に不動産鑑定士の資格は役に立つのか?

① 不動産物件を適正価格以下で購入できる

② 金融機関に提出する事業計画の精度が向上し融資面で有利

本業が忙しい医師は勉強する時間の確保が難しいため、資格取得は難しいと思われます。

不動産投資をする上で、資格の取得は必須ではないので、時間的な余裕のある方のみ、取得をおすすめします。

不動産鑑定士の業務内容や有利となる理由までは理解しておくべきでしょう。

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