こんにちはhirotaka0793です。
この記事は研修医の先生やレジデントの先生向けの記事となります。
この記事は3分程度で全て読むことができます。
国家試験を終えて
国家試験を終えて晴れて医師となった方、おめでとうございます。
4月からの生活は楽しみである一方、不安な気持ちでいっぱいだろうと思います。
すでに新生活が始まり、うまくペースが掴めていない方も多いと思います。
これからご紹介させていただく書籍はレジデント生活に必要な土台作りに最適です。

始めが大事だってよく言うしね。
失敗しない最低限持つべき書籍の選び方
まずはレジデント生活に必要な土台作りとなる書籍を持つことが大事です。
土台づくりとなる書籍として、救急患者にありがちなcommon diseaseを主体とした疾患の説明とそのプライマリケアについて記載のある書籍が良いでしょう。
また、現場で知識をうまく引き出せるよう、マニュアルとなる書籍を持っているといいでしょう。
厚生労働省ホームページにある臨床研修の到達目標の臨床研修の基本理念では次のように説明されています。
臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。
厚生労働省ホームページ臨床研修の到達目標 臨床研修の基本理念
『一般的な病気について理解し、適切に処置することができるようになりなさい』っていうことだと思います。
書籍一覧
どれも最終的には持っておきたい書籍ですが、優先度の高いものから星をつけて評価してみました。
☆☆☆:最重要で最も優先して持つべき書籍
☆☆:レジデント生活で最終的には必要となってくる書籍
☆:持っておいても失敗しない書籍
内科レジデントの鉄則 第3版☆☆☆
common diseaseとそのプライマリケアについてのバイブルです。
読み込んで疾患についての理解を深めるための一冊です。
まず最初にcommon diseaseとそのプライマリケアを学ぶ取っ掛かりとしてはかなり有用なのではないかと思います。
抗菌薬の考え方,使い方 ver.4 魔弾よ、ふたたび…☆☆
感染症はどの診療科になっても医師として一生ついて回る疾患です。
まずはどの分野から?と言われたら感染症ではないでしょうか。
早く抗菌薬を扱えるようになりたいものですね。
ボリュームが多いのでポイントを押さえながらまずは通読し、それぞれを症例ごとに確認しながらマスターしていくのが良いでしょう。
抗菌薬は一朝一夕で使いこなせるようになる代物ではないですので、あまり肩の力を入れずに臨むようにできればいいですね。
それにしても良質で、かつボリュームが大きい割に、値段が安くもう少し高値で売ってもいい気がします。
当直医マニュアル2021 第24版☆☆☆
毎年改定される有名著書です。どの病院のレジデント部屋に一冊はあるので、あえて自分では買わないと言う人もいるのではないでしょうか。
今まで学生の時にはなかった『当直』。病院に寝泊りし患者が来たらたとえ夜中でも目を覚まし対応します。
どんな患者が来るだろう?不安で夜も眠れない日がこれから来るでしょう。そんな時にはこれを抱いて寝ればいいでしょう。
必要な検査・処方・処置を網羅していますので急な病棟や外来の対応まである程度自分の力でこなすことができる様になります。
竜馬先生の血液ガス白熱講義150分☆☆
血液ガス分析は簡便であり、なおかつとても情報量の多い検査です。医療者にとってなくてはならない検査の一つです。
そんな血液ガス分析のエッセンスが凝縮された本に出会いました。
タイトルとイラストから想像する以上の内容です。
この本を読んでから血液ガスについてのアセスメントに自信が持てるようになることでしょう。
2冊目で出される一つ一つの問題をじっくり考えて、血液ガス分析を自分のものにしてしまいましょう。
ICU/CCUの薬の考え方、使い方 ver.2 ☆
集中治療室ではもちろんのこと、普段の病棟管理でもあなたの役に立つことでしょう。
”薬の考え方、使い方”とタイトルで書かれておりますが、薬以外の内容も充実しています。
かなりのボリュームがあるので注意です。短期間で全て読み切るのは難しいかと思われます。
この本を読むことで、集中治療室でのTipsを網羅することができます。
冒頭の推薦文では、
似たような医学書に、Dr.Marino著書のICUブックがある。
と記されておりますが、ICUブック 第4版もおすすめしたい一冊です。
ICUブック 第4版
まとめリンク
最後に
『行動』に移すことはとても重要なことです。
今後も皆さんの『行動』の原動力となる記事をupしていきます。

おれも準備始めようかな。
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