【薬剤師さん向け】ポリファーマシー患者に適切に介入できるようになるための参考書13選【必見】

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こんにちはhirotaka0793です。

今回は薬剤師さん向けのポリファーマシー関連の参考図書を紹介します。

今回も必見な内容となっておりますので必ず見逃さないようにしてください。

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はじめに

日本は超高齢化社会となり、実際に薬局や病院で接する患者さんの多くは65歳以上の高齢者が多いと思います。

高齢者は、多疾患・薬への過度な期待・医療スタッフへの遠慮などから多剤併用が多く、患者さんの薬が多くてなんとかしてあげたいと思うものの、何をどうしたら良いのかということがわからない場面も多くあると思います。

薬学部など授業ではポリファーマシー解消するためにどういうことをしたら良いのかをあまり学ばないと思います。

ポリファーマシー対策というと何か特別な方法があるように感じるかもしれませんが、一つ一つの薬をなぜ始まったか、効果が出ているか、副作用がないかなどの視点で総合的に評価することが一番のポイントになります。

この評価はポリファーマシーかどうかに関係なく、本来全ての患者さんで行うべきです。

しかしながら、ポリファーマシーの患者さんでは薬も多く、全てを正しく評価することが大変であるのもまた事実です。

今回は、ポリファーマシーの患者さんに薬剤師として介入する上で、必要となる知識を学ぶ際に参考となる本を厳選して紹介していきたいと思います。

基本的な考え方を学べる本

老年薬学ハンドブック

老年薬学ハンドブック

高齢者医療に携わる薬剤師に必携な本となっています。高齢期に起こる変化や疾患について、薬学的なアプローチを理解するための教科書のような本となっています。

ポリファーマシーに関する本は医師が主体となり作成されていることが多いですが、本書は日本老年薬学会という薬剤師が主体の学会が作成しています。

薬剤師の視点で必要な情報がたくさん詰め込まれており、他の基本的な考えを学べる本とは1味違う本となっています。

老年医学系統講義テキスト

老年医学系統講義テキスト

学んでおくべき『老年医学・高齢者医療』の基本的な事項かが。学部学生のために編纂された初めての老年医学テキストです。医学部生向けのテキストにはなりますが、高齢者の薬物療法を考える上で大切な高齢者の疫学や病態、特性などをこの1冊でしっかりと学ぶことができます。1冊は持っておくことで、どんな時でも基本的な部分を振り返ってみることができ、ベースとなる1冊です。

小項目が集まって構成されている本ですので、隅から隅まで読まなくても、大切な情報をすぐに確認することが可能です。

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015

高齢者に関わる薬剤師は一度見ておきたい1冊です。

高齢者で薬物有害事象の頻度が高く、しかも重症例が多いことを背景として、高齢者薬物療法の安全性を高める目的で2005年に初めて作成されたガイドラインの2015年版となっています。

クリニカルクエスチョンとキーワード、またエビデンスの質、推奨度が明記されています。

安全性に主眼を置く点で治療ガイドラインとは異なる主旨のガイドラインでありますが、薬剤師が高齢者の服用している薬剤を評価する上で大変に参考となる1冊です。

また、米国のBeers criteria、欧州のSTOPP/STARTと対比させ「特に慎重な投与を要する薬物のリスト」と「開始を考慮するべき薬物のリスト」も表にまとめられています。

ポリファーマシー見直しのための医師・薬剤師連携ガイド

ポリファーマシー見直しのための医師・薬剤師連携ガイド

本書は、ポリファーマシーによる薬物有害事象の回避、服薬アドヒアランス改善などの薬物療法の適正化を、医師と薬剤師がどう連携して進めるか、見直しのポイントとその連携・対応についてまとめられています。

また、臨床現場ごとにどのようなアプローチを実際に行ったら良いのかについて参考になるアクションチャートやトレーシングレポートの様式の見本などもついており、普段の業務でもさっと見て参考になる、薬局や薬剤部の中に置いておきたい1冊です。

模擬症例も22症例ついており、実際にポリファーマシーに困っている患者さんに対して薬剤師としてどのように関わっていたったら良いかが、学べる1冊となっています。

これだけは気をつけたい 高齢者への薬剤処方

これだけは気をつけたい 高齢者への薬剤処方

高齢者への処方に注意を要する薬剤をとりあげたビアーズ基準の日本版の本となります。

高齢者が服用する際に注意した方がよい薬剤について、その注意点や対応が解説されています。代替薬やその使用方法がある場合には具体的な記載もされており、1読するととても参考になる1冊です。

付録として常に服用を避けるべき薬剤一覧、既往歴から避けるべき薬剤一覧も収載されており、他の本とは薬に対する評価が違うため、他の本と合わせて読みたい1冊となっております。

実践的な手法を学べる本

ポリファーマシー解決!虎の巻 日経DI薬局虎の巻シリーズ

ポリファーマシー解決!虎の巻 日経DI薬局虎の巻シリーズ

ポリファーマシー(多剤併用)に関する、基礎知識から具体的な患者対応までを網羅

した1冊です。薬局でありがちなケースを基に、多剤併用の事例が紹介されています。

その症例の薬物治療において、[気になるポイント]を抽出し、その問題点に対して[押さえておきたいエビデンス]がいくつか詳説されています。また、患者にどうアプローチしていくかを、[服薬指導のポイント]として例示されています。

そして、医師にどうアクションを起こしていくかを、[医師への処方提案]として示し、よりリアルな現場が再現されています。

DI Onlineの好評連載『青島周一の「これで解決! ポリファーマシー」』に大幅加筆した一冊で、患者を不安にさせないような説明の仕方や、医師に納得してもらう処方提案の書き方を盛り込み、明日から現場で使える、実践的な内容です。

解消! ポリファーマシー 上手なくすりの減らし方

解消! ポリファーマシー 上手なくすりの減らし方

この本は、院内・院外を問わずポリファーマシー対策に力を入れてきた医師と薬剤師がペアを組み、実際にあった20の症例を紹介し、上手なくすりの減らし方がわかりやすく解説されています。

処方せんと患者情報から医師の処方意図を考察し、薬剤を一つずつ検討、処方の再設計を行い医師に提案するという医師主導ではなく薬剤師から発信するポリファーマシー対策について解説されています。

薬局はもちろん、病院で働く薬剤師も必読の一冊です。

薬の上手な出し方&やめ方 (ジェネラリストBOOKS)

薬の上手な出し方&やめ方 (ジェネラリストBOOKS)

「やめる根拠」と「続ける根拠」、「上手な処方」や「減薬」のヒント、そして薬の話にとどまらず「診療のコツ」がこの本には記載されています。

専門医による「上手な処方指南」もあります。 ポリファーマシー対策は患者さん個々に答えが違い、中々一つの正解はありませんが、患者さんのために考えることが大切だと教えてくれるそんな一冊です。

著者の矢吹先生のお話を聞いたこともありますが、第一線で活躍されている先生で、理論だけではなく、現場でどうしたら良いのか ということが解説されている一冊となっています。

ここからはじめる! 薬剤師が解決するポリファーマシー〜症例から学ぶ、処方適正化のための介入のABC

ここからはじめる! 薬剤師が解決するポリファーマシー〜症例から学ぶ、処方適正化のための介入のABC

41もの症例をもとに、処方意図の推測や処方適正化の進め方が具体的に解説されています。

漫然投与されがちな薬剤やエビデンスなく処方されがちな薬剤などの知っておきたいコツについても満載です。病院,薬局,在宅に関わる全ての薬剤師におすすめできる1冊です。

模擬症例がとても多いため、この本で勉強しておくことで、実際の患者さんにもうまく対応できると思います。

今日から取り組む 実践! さよならポリファーマシー

今日から取り組む 実践! さよならポリファーマシー

ごく標準的な現場の薬剤師が今欲しい情報を盛り込み、現場で即戦力として使え、かつ無理なく取り組める内容で構成されています。

ポリファーマシーがなぜ問題なのか、患者から何をどうやって聞き、医師にどう伝えるか、疾患ごとの減処方の知識など、基本的な部分から実際の現場で使えそうな知識まで、幅広い内容で組み立てられています。

ポリファーマシーについて基礎から学び、今日からすぐに実践したい方にお勧めです。

患者さん中心でいこう、ポリファーマシー対策 -意思決定の共有と価値観に基づく医療の実践-

患者さん中心でいこう、ポリファーマシー対策 -意思決定の共有と価値観に基づく医療の実践-

「意味のある科学的根拠」はもちろんのこと「患者さんの価値観」を重要視し、医師と患者さんの間での意思決定をどのように共有していくかを含めて、ポリファーマシー対策について解説されている一冊です。

患者さんの価値観をくみ取った上での薬の利益と不利益のバランスとは?患者さんを取り巻く様々な状況をどう調整する?多職種間でのポリファーマシー外来は?実際によくある処方は?止めにくい薬は?すぐに使えるポリファーマシー対策の方法が詰まった1冊です。

こうすればうまくいく! 薬剤師による処方提案

こうすればうまくいく! 薬剤師による処方提案

具体的にどうすれば薬剤師による処方提案がスムーズに実践できるのか、そのための方法論はどのようなものか、医師と薬剤師の信念対立解消の糸口はあるのか、といった内容について多数の事例をまじえながら解説されています。薬剤師として業務を行なっていると、様々な物事が薬剤師目線でしか考えられないことがあります。

この本は薬剤師としての目線ではなく、医師としての目線を勉強することができ、医師の立場も理解しながら、その中で薬剤師としてどのように関わっていくのかということを勉強できる一冊です。

ポリファーマシーに関わらず、薬剤師として処方提案を行う上で参考となる1冊です。

薬局 2019年2月号 特集 「高齢患者のOveruse/Underuse ― 過剰でも過少でもない薬剤の適正使用を考える ― 」 [雑誌]

薬局 2019年2月号 特集 「高齢患者のOveruse/Underuse ― 過剰でも過少でもない薬剤の適正使用を考える ― 」 [雑誌]

ポリファーマシーな患者さんをみると、薬を減らすという方向に考えがちですが、薬を減らすことと同じくらい必要な薬が抜けていないかという視点も大切になります。

この本は薬局という雑誌の特集ですが、この大切な薬が抜けていないかという部分もしっかり書かれていて大変勉強になる1冊です。

抗血栓薬やスタチン、β遮断薬などのOveruse/Underuseを見逃さないプロのみかたと対処法だけではなく、Overuse/Underuseに対する薬学管理の実践ポイントとして病院・薬局・老健施設薬剤師がどのように取り組んでいくべきかを学ぶことができる1冊となっています。

リンクまとめ

老年薬学ハンドブック

老年医学系統講義テキスト

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015

ポリファーマシー見直しのための医師・薬剤師連携ガイド

これだけは気をつけたい 高齢者への薬剤処方

ポリファーマシー解決!虎の巻 日経DI薬局虎の巻シリーズ

解消! ポリファーマシー 上手なくすりの減らし方

薬の上手な出し方&やめ方 (ジェネラリストBOOKS)

ここからはじめる! 薬剤師が解決するポリファーマシー〜症例から学ぶ、処方適正化のための介入のABC

今日から取り組む 実践! さよならポリファーマシー

患者さん中心でいこう、ポリファーマシー対策 -意思決定の共有と価値観に基づく医療の実践-

こうすればうまくいく! 薬剤師による処方提案

薬局 2019年2月号 特集 「高齢患者のOveruse/Underuse ― 過剰でも過少でもない薬剤の適正使用を考える ― 」 [雑誌]

おわりに

ポリファーマシーの患者さんに介入する上で、参考となる本を厳選して紹介しました。

忙しい日常業務に追われながらも、知識をつけ、患者さんに還元していくためには効率的に知識をアップデートすることがとても大切です。

今回紹介した本などを有効活用して、さらに知識をアップデートしていきたいですね。

今後も、医療従事者という尊い仕事を全うしている皆さんの『行動』の原動力となる記事をupしていきます。

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