こんにちはhirotaka0793です。
近年、「国内の金利ではなかなか増えないから」と将来のために外貨建て保険で積立てをする方が増えています。
それと同時に、つみたてNISAなどの新しい形の資産運用を検討している方も多いようです。
ただ、たくさんの商品があるので、どの方法で資産運用を行っていけばいいのか迷ってしまうという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、最近人気が高まっている「つみたてNISA」と「ドル建て保険」のメリット・デメリットを比較していきたいと思います。
つみたてNISAとドル建て保険とは?
つみたてNISAとは、投資信託を使って積立投資をする方法です。
投資信託を使って行うので、通常の積立保険とは異なり元本割れをしてしまうリスクはありますが、年間40万円までの投資が最長20年の間税金が非課税になるので、かなりお得に投資を行えるという特徴があります。
一方、ドル建て保険とはドルを使って運用を行っていく投資方法です。
円建てと比べると高い金利で運用することができるのですが、為替変動の影響を受ける可能性があります。
つみたてNISAのメリット
ではここからは、つみたてNISAで投資を行うメリットについて詳しく解説していきます。
最長20年間は非課税
通常、国内の金融商品に投資を行った場合、そこで得た利益については20.315%の税金がかかってきます。
しかし、つみたてNISAを行った場合、年間40万円までの投資であれば最長20年間、運用益や分配金に対する税金がかかりません。
そのため、通常であれば税金として国に納めないといけなかった金額分も使ってより利益を出すための投資を行うことができるので、効率のよい資産運用を行うことができます。
少額からスタートできる
つみたてNISAは毎月の積立額を自分で定めることができます。最低金額1000円からスタートできる商品もあるので、毎月負担に感じない少額から運用することができます。
安全性の高い商品に長期的な投資ができる
つみたてNISAで購入することができる商品は、金融庁から認められたものだけです。
そのため、怪しい金融商品を掴む心配もありませんので、安心して取引を行うことができるでしょう。また、最長20年間非課税となっているので、長期的視点を持って資産運用をスタートできる点もメリットです。
つみたてNISAのデメリット
つみたてNISAにはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。次はつみたてNISAのデメリットについて見ていきましょう。
限定された商品しか扱うことができない
つみたてNISAで投資できる商品は金融庁の審査をクリアしたものだけです。
そのため、限られた金融商品しか取り扱うことができません。もっと他に投資したい商品があるという方にはあまり向いていないでしょう。
損した時の優遇はない
つみたてNISAは利益が出た時の税金は優遇されますが、損失が出てしまった場合の措置は用意されていません。
通常の投資であれば、その損失額の分を他の運用益と相殺したり、次の年に持ち越すことも可能ですが、つみたてNISAではそのような対策はできないので、損失が出てしまった場合の優遇がない点はデメリットと言えるでしょう。
ドル建て保険のメリット
では次に、ドル建て保険のメリットについて見ていきましょう。つみたてNISAと比較しながら見てみてくださいね。
保険料が割安
積立保険の場合、預けた資金を債券や不動産等に投資をして増やして還元しています。
その場合には、その国の金利が大きく影響します。アメリカは世界最大の経済大国となっているので、日本よりもアメリカの方が金利が高くなっています。
そのため、円建てに比べて保険料が割安の設定になっていることが多くあるので、お得だと感じるでしょう。
予定利率が高くなる
ドル建て保険の場合、先ほども言ったように高い金利での運用が可能です。
そのため、保険会社が運用時に約束する利率が高くなるので、より多くの金額を貯蓄することができます。より多くの金額を安い保険料で貯蓄したいと考える人には大きなメリットがあるでしょう。
中為替の変動によって利益が増えることもある
ドル建て保険の場合、積み立てた金額に加えてその時の為替レートが関係してきます。例えば、1万ドルの保険金を換金する時にも1ドル=100円だと100万円となりますが、1ドル=105円の時には105万円となります。このように自分が積み立てた金額だけではなく、為替変動でも増える可能性がある点はメリットといえるでしょう。
ドル建て保険のデメリット
ドル建て保険にも、つみたてNISAと同じようにデメリットがありますのでご紹介していきます。
為替変動で保険料が高くなることがある
為替が変動すると、運用益が増えることもありますが、保険料も上がってしまうことがあります。
そのため、負担に感じることもあるでしょう。しかし、反対に円安になった場合は保険料が安くなるので、為替変動に関してはメリットにもデメリットにもなる部分だと言えるでしょう。
為替変動で資産が目減りすることもある
先ほどの保険料と同様に、為替変動によっては受け取れる運用益が目減りしてしまう可能性もあります。
しかし、実際には長期的に積立てを行うドル建て保険において、数十年後の為替変動を予測することは難しいので、期待値を持って行うほかないというのが現状です。
まとめ
「つみたてNISA」と「ドル建て保険」にはそれぞれメリットとデメリットがあります。そのため、良し悪しをしっかりと理解した上で自分にあっている方を選ぶことをおすすめします。
自分が毎月投資できる資産によっても変わってくると思いますので、ぜひこの機会に今後の資産運用について真剣に検討してみてはいかがでしょうか?
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