こんにちはhirotaka0793です。
論文を書く、または読む時に必要となるのが統計学です。
論文で使われる統計学を理解していなければ論文を読むことができません。
その状態ではいつまでも論文嫌いのままなので、論文を見てさらに知見を深めたり新しい知識を得ることができないのは医師として困りものですね。
そのため今のうちから統計の初歩を心得ておく必要があります。
統計学の初歩を学ぶのに最適な参考書を以下に示します。
マンガでわかる統計学
正直甘く見ていましたが、やさしいマンガアニメキャラとは裏腹に内容の濃いとても勉強になる参考書でした。
理解するのに時間を要しましたが、それなりに濃い内容だったのでとても満足しています。
難しい方程式やグラフが出てきた際には頭が痛くなってきますが、そんな我々が頭が痛くなってしまった際には一緒になって主人公も頭を痛めてくれます。
難しいなと思う箇所は難しいよと言ってくれているので気持ちが楽になりますし、難しい箇所には十分な説明が施されていました。
また、マンガ形式なので自ら能動的でなく受動的に読んでも統計学の真髄へ導いてくれるため、読書が嫌いな人でも読める内容だと感じました。
と続いていきますが、徐々に難易度が上がってきて、かなり盛り沢山な内容でした。
具体的には、確率密度関数から始まり、回帰分析、ロジスティク回帰分析へ、統計学の初学者としては十分な内容でした。
マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説
私の頭は直感的に見れるものが好きなのでしょう。
このテキストも統計学の本質をビジュアル化して直視的に訴えてくれます。
私たちの統計学の知識は自分たちが思っているより何倍も少なく、圧倒的に初学者です。
こっそりとこの本を自宅で読むと統計学の基礎を視覚的に感じることができるために習得が早くなるでしょう。
【基礎】とか【入門】とか書いてある本でも、内容がかなり高度なものがあるので(私たちの統計学の知識がかなり希薄なものであるからなのですが)テキストを選ぶ際には十分注意すべきです。
このテキストは文字通りの入門書なので安心してください。
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
今までおすすめしてきた中では最も医療従事者目線で書かれたものであり、かなりとっつきやすいものでした。
他のテキストであれば【成長期の男女間で身長の差はあるか】といった内容の例があげられるのに対し、本書では【新薬の鎮痛剤には除痛効果はあるか】といった内容で説明してくれます。
また、私たちの【統計学の知識のなさ】を十分承知の上で難しい部分を省き、最小限度にこれだけは知っておくべき内容にフォーカスを当てて話してくれます。
したがって内容は広く浅くと言ったところです。
一方、3冊構成になっていますので、読破するなら3冊購入する必要があります。一冊一冊は安いとは言え3冊になるとそこそこするので、医療従事者の足もとを見ているなあといった印象ですね。
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第2巻 結果の解釈ができるようになろう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第3巻 研究の質を評価できるようになろう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
まとめリンク
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第2巻 結果の解釈ができるようになろう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第3巻 研究の質を評価できるようになろう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
おわりに
かなり初歩的な内容の統計学の本を紹介しました。
簡単な内容であるために物足りないと感じる人もいるでしょう。
この本をステップアップにして次のレベルにどんどん挑戦していってください。
今後も、医療従事者という尊い仕事を全うしている皆さんの『行動』の原動力となる記事をupしていきます。
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