抄読会で蕁麻疹が出る方へ【海外ジャーナルが読めるようになる第一歩を解説いたします】

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抄読会で蕁麻疹が出る方へ

抄読会への参加を命じられ、絶望感を味わいながら週末をまるまる潰して必死に準備・・・

こんな経験ございませんでしょうか。

論文を読もうとすると意識レベルが低下してしまう皆さんに向けて、楽しく論文を読む方法とおすすめのジャーナルをご紹介します。

頭から全部読んじゃダメ

論文を読むのがしんどい人の特徴として頭から全部読んで順番に理解しようとする人が多いと思います。

そうすると「この論文は何が言いたいのか」ということが頭に入っていない状態で長い英文を読むことになるので当然とてもしんどいです。

まずはアブストラクトから「論文の言いたいこと」を抽出しましょう。そのときに意識するのがPICOです。

ではPICOをおさらいしていきましょう。

PICOを理解しアブストラクトを読んでみよう

PICOとは、それぞれ

P:Patient

(対象患者)

I:Intervention

(介入) 

C:Comparison

(比較対象)

O:Outcome

(アウトカム)

の頭文字をとったものです。

医学論文の多くは比較試験を行っています。

例を挙げますと、次のようなものです。

「成人の喘息の患者に、吸入ステロイドを投与すると、投与していない患者と比べて、呼吸機能の低下を有意に抑制した。」

このように「どんな患者に、どんな介入をしたら、どんな集団と比較して、どうなった」というのに答えられるようになれば、その論文の言いたいことは大体理解したと言えます。

このようにアブストラクトの大まかな構造を理解しながら読み進めましょう。

表や図を駆使して本文を読み進める

アブストで「論文がいいたいこと」を理解したら本文に移りましょう。

英語が相当に得意な人であれば本文を頭から読んでもいいかもしれませんが、「英語キライ!」という方はまずは本文中の図や表全てに目を通してみましょう

プレゼンや論文の図や表というのは、自分たちが伝えたいことを視覚的にわかりやすくするために使われます。

論文の文字は基本的にはその図や表の説明になっていることが多いので、図と表が理解できていたら読みすすめるのは圧倒的に楽になります。

論文は理解しやすいものである

最後にお伝えしておかなければならないのは、論文は実は理解しやすいです。

様々な解釈の仕方があるような文学と違い、正しく読めば解釈にブレがないように書かれた文章が科学論文だからです。

『PICOをすらっと言えて、図と表が自分で説明できたら、その論文はある程度理解できる』という事実は、論文はとても理解しやすいものであるということに他なりません。

おすすめのジャーナルをご紹介いたします

おすすめのジャーナルをご紹介いたします。

基本的には4大ジャーナルと言われるものが最新の医学ニュースを頭にいれるためにはおすすめです。

the New England Journal of Medicine (NEJM)
Lancet
The Journal of the American Medical Association (JAMA)
British Medical Journal

NEJM・Lancet・JAMA・BMJ の4つの雑誌を指します。

これらはノンジャンルの医学雑誌で特に高い信頼性があり、非常に有用な情報が載っています。

これらの雑誌はPubMedでご覧になることができます。

英語が苦手な方はNEJMを特におすすめします。

NEJMは日本で南江堂がアブストラクトを日本語で翻訳した日本語版のサイトを運営しており、毎日さっと眺めていると最新の情報で興味が湧くものをピックアップできます。

また過去の論文もさかのぼって検索できますので、抄読会の準備にも適しています。

おすすめの使い方としては、毎日日本語のアブストをさっとチェックして気になるものがあれば本文を読みます。

それをストックしておけば抄読会も怖くありません。

the New England Journal of Medicine(日本語)

おわりに

医学論文は本当に有用です。私たちの日常の診療の不安を解消してくれるため仲間にしておきたいものですね。

この記事をみた皆様が少しでも心穏やかに抄読会を乗り越えられることを願っております。

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