【現役内科専門医監修】人工呼吸器に自信を持って関われるようになろう【おすすめの本をご紹介します】

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得意になりたい人工呼吸器

当直などで病棟から呼び出された時に人工呼吸管理についての対応もできておく必要がありますね。

今回は人工呼吸器を知るために理解すべき事項について見ていきたいと思います。

人工呼吸器で理解すること

人工呼吸器で理解することとしてはまず、人工呼吸器の目的が挙げられます。

そもそも人工呼吸器を使用するとどのようなメリットあるのでしょうか。ざっくり言うと酸素を供給し、二酸化炭素を放出し、呼吸筋の疲労を軽減するというメリットがあります。

ここから人工呼吸器の適応が見えてきます。

酸素が足りない時、高流量酸素投与下でPaO2<60のときには酸素を供給するために人工呼吸を検討します。

二酸化炭素が貯留しているとき、PaCO2>60の時も適応になります。またpHが7.25以下のときも適応になります。

呼吸筋が疲労して呼吸数が低下している時、つまり5回/分以内の徐呼吸の時は人工呼吸器の適応になります。

また、呼吸数が40を超えているときは今後呼吸筋疲労が強く出てしまう可能性があるため人工呼吸器を検討します。

そのほか意識障害や呼吸抑制などにより定換気を呈している場合や、ショック状態や重篤な不整脈による循環不全の時は適応になります。

人工呼吸器のモード

人工呼吸器のモードを設定することはとても重要なことです。

人工呼吸器のモードの使い分けは患者がどれくらい自発呼吸をしているかによって大まかに分けられます。

患者が全く自発呼吸をしていないときは人工呼吸器が呼吸するタイミングや呼吸の終了のタイミング、呼吸数など全て決定する持続強制換気(CMV)を使用します。

患者が自発呼吸しているが十分でない時は、決められた強制換気の間に患者が自由に呼吸をする同期式間欠的強制換気(SIMV)や一定のタイミングで強制換気をおこない、その間に患者が自発呼吸をしたときにはその呼吸をアシストするアシストコントロールといったモードを使用します。

自発呼吸がしっかりしてきた場合には気道を陽圧に保つだけのCPAPを使用します。

このように患者の状態に応じてモードを使い分けるが基本です。

人工呼吸器の設定

人工呼吸器の設定を変更するときにはどのようなことを考えるのかについてですが、基本的には酸素化に関わるもの、換気に関わるもの、呼吸筋の仕事量に関わるものを状況に応じて設定を変えます。

酸素化が低ければ吸入酸素濃度を変更しますし、換気が不十分で二酸化炭素が貯留していれば換気回数、つまり呼吸数を変更します。

呼吸仕事量に関係するものとしてはPEEPやプレッシャーサポートといった設定を変更します。

●おすすめの参考書

人工呼吸器を理解するためにはまず、「呼吸」を知ることが大切です。

それを教えてくれる参考書を1冊通読することをお勧めします。「人工呼吸に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる〜臨床現場でのモヤモヤも解決!」が有用です。

人工呼吸に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる〜臨床現場でのモヤモヤも解決!

呼吸整理がある程度わかったら実践的な内容が書いてありマニュアルとしても使える本を1冊手に入れると良いでしょう。

お勧めのものとしては「人工呼吸管理レジデントマニュアル」がおすすめです。こちらは人工呼吸器の設定方法やモニター上の数字やグラフィックの解釈などの知識がコンパクトにまとまっています。

人工呼吸管理レジデントマニュアル

リンクまとめ

人工呼吸に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる〜臨床現場でのモヤモヤも解決!

人工呼吸管理レジデントマニュアル

まとめ

人工呼吸器が何を助けているのかを知ることで、目の前の患者の呼吸のどこを助けるべきなのかがわかるようになると設定の変更などがわかるようになります。

内科
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