不動産投資会社を選ぶポイントと信用できる会社の見分け方について
不動産投資は投資金額が大きいため、いきなり一人で始めるにはハードルが高いと考えます。
「最初は誰かのサポートを受けながら始めたい」と思う方が多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめしたいのは信頼できるパートナー(=不動産投資会社)探しです。
専門家である不動産投資会社から適切なアドバイスを受けることで、初歩的なミスを未然に防げます。
不動産投資は投資額も大きく、一つの失敗で取り返しがつかなくなる場合もありますので、会社選びには細心の注意が必要です。
この記事では不動産投資を始めようとする方に対して、不動産投資会社を選び方と信頼できる会社の見分け方について解説します。
具体的には
①不動産投資会社を選ぶポイント
②信頼できる不動産投資会社を見分けるポイント
の順番に紹介します。
この記事は5分程度で読めますし、
不動産投資会社の選択を間違わないためにも、是非読んで欲しい内容となっています。
まずは、ご一読下さい。
不動産投資会社を選ぶ4つのポイント
まずは不動産投資会社の選び方です。
選ぶポイントは下記の4つ。
①資本金
②従業員数
③取引実績
④口コミ・評判
それぞれ解説します。
(1)資本金
会社の安定性を客観的に比較する指標として、資本金が挙げられます。
資本金の金額が大きい会社ほど、事業規模も大きく人員も多いと推測されます。
事業規模の大きい会社は、運営も安定していて手厚いサービスが期待できるでしょう。
また不動産投資は10年単位の長期運用が基本となります。
小規模な会社より事業規模の大きい会社の方が、経営体力という意味でも安心できるでしょう。
(2)従業員数
従業員数が多ければ、それだけ取引件数も多いと考えられます。
取引件数が多いほど、不動産取引に関する経験とノウハウが蓄積されており、大きな強みになります。
日本の不動産会社の場合、従業員数が100名を超える企業はごく僅かです。
まず資本金と従業員数で不動産投資会社を調べてば候補となる会社は、かなり絞れるでしょう。
(3)取引実績
取引実績が多い会社は様々な顧客との付き合いがあり、豊富な経験やノウハウを持っています。
会社のホームパージで取引実績が記載されている場合もありますが、候補となる会社と実際にコンタクトをとって取引実績を確認するのもおすすめです。
H3 (4)口コミ・評判
インターネット上での口コミや評判は、実際に取引のある方からの投稿が掲載されている場合があるため、事前にチェックしておくべきでしょう。
良い口コミや評判が多い会社は、相対的に顧客満足度の高い不動産会社と言えます。
逆に悪い口コミや評判が多い場合は要注意です。
また記載のクレーム内容も確認しておきましょう。
信頼できる不動産投資会社なのかを見分ける3つのポイント
不動産投資会社を選ぶ4つのポイントを紹介しました。
会社を選ぶ際は一つの項目だけでは決めずに、全ての項目を見て総合的に判断しましょう。
そしてパートナーとなる会社を決める際に、本当に信頼できる会社なのかも見分ける必要があります。
不動産投資会社の中には良心的ではない会社が数多く存在するのも事実です。
見分けるポイントは下記の3つです。
①顧客目線の営業方針かどうか
②メリット・デメリットを両方説明してくれる
③提供サービスは充実しているか
各ポイントの詳細を解説しますね。
(1)顧客目線の営業方針かどうか
不動産投資会社によって、会社の営業方針は異なります。
顧客目線で営業する不動産投資会社を選びたいものですが、企業利益や営業担当者の業績評価を優先して営業をする会社は少なくありません。
不動産投資会社を選択する際に特に重視したいのは、顧客目線で物件を選んでくれているかという点です。
例えば投資家の投資目的や予算から総合的に判断して、最適だと思われる物件を紹介してくれる会社は良心的です。
一方、自社利益を優先した結果、投資目的や予算・支払い条件に反して、とにかく融資の与信枠上限ギリギリの物件購入を薦めてくる会社もあります。
会社によっては、販売ノルマがあったり、販売件数や金額に応じた、営業報酬(インセンティブ)が高額だったりするところもあります。
そのため強引な営業で購入の決断を急がせようとします。
このような会社は顧客目線の営業方針ではないため、避けるのが無難です。
(2)メリット・デメリットを両方説明してくれる
不動産投資は株式投資やFXの金融商品と比較して価格変動が少なく、毎月安定した家賃収益を得られるのが特徴です。
また銀行からの融資が活用できる点やインフレ対策にもなり、多くのメリットがあります。
気を付けて欲しいのは、上記の様なメリットだけをアピールして、リスクやデメリットについて何も説明してこない会社もある点です。
メリットしか説明しないのは販売優先の営業姿勢であり、顧客重視の営業とはかけ離れています。
不動産投資会社を選ぶ際は、メリットだけではなくデメリットも丁寧に説明してくれる会社を選ぶことが重要ですし、その方が顧客目線の営業と言えるでしょう。
不動産物件は唯一無二であり、同じ場所に同じ建物、同じ入居者は存在しません。
そのため不動産物件毎にメリットもデメリットあるのが普通であり、入居者のターゲットも異なります。
メリット以上にデメリットについても説明、さらにデメリットの対策までアドバイスをしてくれるよう不動産投資会社を選ぶべきでしょう。
(3)提供サービスは充実しているか
不動産会社の提供サービスにも注目しましょう。
ここではサービス度の充実度を見極めるための視点を4つ紹介します。
①物件の売買契約の成立まで一連の手続きをサポートしてくれる。
不動産投資会社の役割は物件の紹介に始まり、売買契約の成立から物件引き渡しまで、一連の手続きのサポート。
利回りの高い優良な物件を選定~紹介、そして投資開始後も高い入居率を維持するための施策を提案してくれる提案力も重要になります。
②空室保証(家賃保証)
空室保証とは家賃収入が満室時より一定以下になった場合に、差額を補填してもらえる保証サービスです。
満室時家賃の約8~9割まで保証されるのが一般的で、満額保証される訳ではありません。
空室保証を受けるには、物件のオーナー(投資家)は空室率に関わらず、保証会社に毎月一定の保証料支払いが必要となります(保証料は物件の立地等の条件によって異なります)。
空室保証とよく似た仕組みにサブリースがあります。
サブリースとは不動産会社と契約して、物件のオーナー(投資家)が購入した物件を一括借り上げます。
借り上げた物件は不動産会社が貸主となります。
空室保証とサブリースの大きな違いは、契約会社が異なる点です。
通常の空室保証の場合は保証会社と契約を交わしますが、サブリースの場合、不動産会社と契約します。
サブリースは2年毎に契約更新するケースが殆どです。
更新毎に保証料内容が大幅に改定されることがありますので、契約前に内容を良く確認することが重要です。
自分が所有する不動産物件の空室率を予測することは難しいですが、信頼できる不動産投資会社であれば、空室保証の必要性も含めて、親身に相談に応じてもらえるはずです。
③銀行からの融資についても顧客に適した提案がある
不動産投資では、物件購入時は銀行から融資を受ける方が大半です。
多くの銀行では不動産投資への融資を「アパートローン」として商品化しています。
不動産会社を通じて、銀行の紹介や事前~本審査をする場合がほとんどです。
融資金額や返済計画についても親身なって相談でき、無理のない返済計画を提案してくれる不動産投資会社を選びましょう。
④投資開始後のアフターフォロー
不動産投資会社の中には、物件の紹介~販売までは積極的にするものの、投資開始後のアフターフォローは殆どしない会社もあります。
この様な会社の場合、投資開始後のことを考えず販売優先の姿勢のため、自分の投資目的とは違う物件を紹介されるケースが多くあります。
納得できる物件であれば良いのですが、自分の投資目的と大きく乖離した物件を進めてくる会社については避けるべきでしょう。
まとめ
不動産投資は投資金額が大きいため、いきなり一人で始めるにはハードルが高いと考えます。
そこで、おすすめしたいのは信頼できるパートナー(=不動産投資会社)探しです。
但し、良心的な不動産投資会社が少ないのは確かです。
そのため、この記事では不動産投資会社の選び方&見分け方についてポイントを解説しました。
不動産投資会社の選び方は「資本金・従業員数・取引実績・口コミ・評判」を総合的に判断。
また信頼できる不動産投資会社の見分け方は営業姿勢やサービス内容がポイントとなります。
不動産投資は投資額も大きく一つの失敗で取り返しがつかなくなる場合があります。
まず入口であるパートナーとなる不動産投資会社選びは慎重に進めていきましょう。
不動産投資は成功すれば長期で安定収入が見込める資産運用です。
是非、良いパートナーとなる不動産投資会社を見つけて資産形成を始める一歩になれば幸いです。
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