【現役薬剤師監修】これから「輸液」の勉強を始める薬剤師さん向けの記事を書きましたのでご覧下さい【おすすめの本】

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これから「輸液」の勉強を始める薬剤師さん

輸液は大学でも詳しく習うこともなく、国家試験にもほぼでてこない分野であり、現場にでて勉強を1から始める薬剤師も多いだろう。

その際に、お勧めできる図書を今回紹介する。

新・薬剤師のための輸液・栄養療法

新・薬剤師のための輸液・栄養療法

病院薬剤師会から出版されており、東京都病院薬剤師会の輸液研修会でも使用している1冊。

初心者向けで文書もまとめられており、簡単に分かりやすく書かれている。

図解もあり、これから輸液の勉強を始める際にお勧めの1冊だ。

索引もあるため低Na血症とは?高K血症とは?など、すぐ調べたい時に、調べやすく使用しやすい。

本の紹介文

東京都病院薬剤師会の輸液・栄養領域薬剤師養成特別委員会の標準テキストである「新・薬剤師のための輸液・栄養療法」(2012年発行)の改訂版。
近年、NST(栄養サポートチーム)の一般化に伴い、栄養療法の重要性が増していて、
代謝の中心である腎臓や肝臓の疾患ごとの栄養療法について、薬剤師の知識や経験が求められています。
そこで本改訂版では、腎疾患と肝機能障害における栄養療法について新章を設け、内容をさらに充実させ、病棟薬剤業務により役立つようにしました。

目次
第1章 水・電解質代謝とその異常
第2章 酸塩基平衡とその異常
第3章 栄養管理
第4章 腎疾患における栄養療法
第5章 肝機能障害と栄養療法
(付表)
表1.主な輸液製剤一覧表
表2.経腸栄養剤一覧表(医薬品)
表3.主な経腸栄養剤一覧表(食品)
表4.臨床検査基準値
表5.疾患別モニタリング検査値
索引

輸液や経腸栄養剤の一覧表がついていることも現場では調べる機会が多いので

とてもありがたい。

内容は簡潔に、しっかりとポイントがおさえられ書かれている。

これから輸液の勉強を始める時に1冊はもっておきたい。

レジデントのための これだけ輸液

レジデントのための これだけ輸液

こちらは研修医向けの輸液の図書だが、薬剤師にもお勧めできる1冊である。

図解も多く読みやすく理解しやすい。

アマゾンでベストセラーとして1位も獲得している。

本当に「これだけ輸液」だ

本の紹介

研修医必携! ! 基礎から無理なく学べる入門書
初学者が最初に読むのに適した本になるよう徹底的に考え、執筆しました。
この一冊をきちんと理解すれば、自信を持って輸液を行うことができます。
◎臨床で必ず経験する症例を提示。
◎具体的な治療法を時系列で解説。
◎病態を省略せず、しっかり説明。
◎製剤名・液量・投与速度が一目でわかる。

【目次】
第1章 輸液の学び方
第2章 よく使用する輸液製剤
第3章 輸液製剤の組成と体内分布
第4章 浸透圧と張度を理解する
第5章 輸液製剤の適応と使い方
第6章 尿細管の機能
第7章 酸塩基平衡(血液ガス分析)
第8章 電解質異常
第9章 病態別の輸液

基礎的なことから分かりやすく図を用いて説明しており、スムーズに読むことができる。お勧めの1冊だ。

エキスパートが教える輸液・栄養剤選択の考え方〜メディカルスタッフが知りたかった『なぜ?』

エキスパートが教える輸液・栄養剤選択の考え方〜メディカルスタッフが知りたかった『なぜ?』

輸液の種類、選択等、基礎的な事はもちろん、疾患別に分けて最適な輸液療法について書かれている。

輸液についての解説だけではなく脂肪乳剤投与の注意点やカテーテル関連血流感染(CRBSI)についても書かれている。輸液を始めるにあたって絶対に身につけたい知識だ。

本の紹介

メディカルスタッフの現場の「なぜ」がわかる! 持ち運びサイズで病態ごとの栄養・経路切り替えの基準を解説し,実際の処方例も交えて輸液・栄養剤選びの実際の考え方が身につく一冊!

目次

第1部 輸液・栄養剤の種類と選び方
1.投与経路選択
2.輸液の種類と選択
3.中心静脈栄養法(TPN)
4.末梢静脈栄養法(PPN)
5.経腸栄養法(EN)

第2部 病態別での選び方と使い方
1.心疾患
2.肝疾患
3.膵疾患
A.急性膵炎
B.慢性膵炎
4.炎症性腸疾患
A.クローン病
B.潰瘍性大腸炎
5.腎臓病
6.周術期
7.消化管術後(短腸症候群)
8.がん(化学療法・放射線療法)
9.重症病態
10.脳血管障害
11.糖尿病
12.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
13.褥瘡
14.小児

第3部 ピットフォールの避け方・考え方
静脈栄養におけるピットフォールと対策
1.輸液と薬剤の相互作用
2.ルート確保の注意点
3.脂肪乳剤投与における注意点
4.カテーテル関連血流感染(CRBSI)を防ぐ
5.refeeding症候群
6.静脈栄養と肝障害

経腸栄養におけるピットフォールと対策
7.経腸栄養剤と医薬品との相互作用
8.薬物が栄養に及ぼす影響とその対策
9.Naを補充するときの注意点
10.Kを補充するときの注意点
11.ビタミン不足に関する注意点
12.たんぱく質量を増やしたいときの注意点
13.下痢対策について
14.便秘の場合のピットフォール
15.PEG-Jによる栄養管理ってPEGとは何が違うの?

その他
16.簡易懸濁法の特徴と注意点

付録
索引
執筆者一覧

輸液だけでなく経腸栄養についても書かれており、下痢対策や、便秘についても書かれている。現場ではよく起こる問題なので、輸液を学ぶにあたって、ぜひ学んでおきたい。

「薬物が栄養に及ぼす影響と対策」についても掲載されており、薬剤師にとってぜひ知っておきたい内容、知識が書かれている。

根拠からよくわかる 注射薬・輸液の配合変化 Ver.2〜基礎から学べる、配合変化を起こさないためのコツとポイント

根拠からよくわかる 注射薬・輸液の配合変化 Ver.2〜基礎から学べる、配合変化を起こさないためのコツとポイント

薬剤師にとって「配合変化」は強くならなければいけない分野の1つだ。

配合変化について、どうして起きるのか?理由を理解しておくと、配合変化表に調べたい薬剤が載っていない時でも考える事ができるだろう。

「配合変化」の問い合わせは現場では必ずある問い合わせなので、薬剤師として

ぜひ理解しておきたい。

紹介文

注射薬や輸液を扱う薬剤師必携の定番書が改訂! 配合変化の予測・回避に必要な知識が根拠から学べて,各章末の演習問題で応用力が身につけられます.基礎の理解から実務まで役立つ,調剤事故の防止に欠かせない1冊!

目次
第1章 はじめに
第2章 配合変化概論
第3章 pH依存性配合変化
第4章 pH非依存性配合変化
第5章 医療機器との相互作用
第6章 配合変化を考察するためのDI
第7章 配合変化を回避するための手技やルート設計
第8章 臨床活動と配合変化
第9章 医療安全と配合変化
第10章 実務実習事前学習における注射薬の配合変化に関する教育

「配合変化」に強い職種は「薬剤師」なので、薬剤師へ配合変化については問い合わせがくる。

既に現場にでている薬剤師なら配合変化についての問い合わせで困った経験はないだろうか?

この1冊を読むことで、あらゆる「配合変化」についての理解が深まる。

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シチュエーションで学ぶ 輸液レッスン

シチュエーションで学ぶ 輸液レッスン

実際の症例をイメージしながら考えていくスタイル。

基礎的な内容はもちろん、病態別に学ぶこともでき、ためになる1冊だ。

会話調で書かれてもいるため読みやすい。

紹介文

「読みやすさ」「理解しやすさ」にさらにこだわった充実の第3版!
1研修医と指導医の会話からシチュエーションをイメージし,
  その後の解説でぐんと理解が深まるという構成はそのままに,
  つまづきやすいところはさらに噛み砕いて解説しました。
2「実際にはどう投与するの? 」の声にもお応えし, 症例とともに具体的な処方例を追加。
3最新の文献・知見に合わせて改訂し, 「グリコカリックス」「SGLT2阻害薬」など輸液にまつわる話題も豊富に盛り込みました。
4「Advance」(専門医試験に対応)の項目を追加。基本からのステップアップもサポートします。
5津川先生の最新コラムも載っています。
「輸液は苦手」が「ひとりでできる・もっとできる」に変わる, 実践的な一冊です!

目次↓
プレテスト  あなたの輸液の実力は?

第1章  輸液の基本・輸液の実際
【輸液の基本】
  総体液量は体重の60%, 血液量は体重の約7.5%
  輸液の目的はNaと水の補充
  輸液製剤の代表選手は生理食塩液と自由水(5%ブドウ糖液)
  1Lの生理食塩液を投与すると250mLが血管内に残る。5%ブドウ糖液なら83mLしか血管内に残らない
  1Lの自由水を投与してもわずか83mLしか血管内に残らない!
  低張液(ソリタ®-T3)1L投与後の体内分布を考えよう
  1価のイオン1mmolは1mE(q メック),2価のイオン1mmol は2mEqになることを覚えておこう
【輸液の実際】
  高ナトリウム血症があれば脱水,なければ細胞外液量欠乏とよぶ
  「脱水」(細胞外液量欠乏)状態かをみたければ患者さんの脇,舌,爪など身体をくまなく診察する!
  輸液療法の基本は,初期アセスメントとモニタリング
  輸液の投与量と投与速度を決めるには? −1日当たりの投与量をイメージしよう
  Advance
  有効循環血液量減少,有効動脈血液容量,細胞外液量欠乏,脱水について
  生理食塩液の浸透圧は308でなく286mOsm/kg・H2Oなのはなぜ?

第2章  電解質,酸塩基平衡
【Na・水バランス】
  腎臓でのNaと水調節メカニズムを理解する
  浮腫の原因は,1静水圧上昇,2膠質浸透圧低下,3血管透過性亢進,4リンパ灌流不全
  全身性浮腫の治療では,まず食塩を制限する
  利尿薬は尿細管でのNa再吸収を阻害し,Naと水の排泄を促進する
  ループ利尿薬はヘンレループ太い上行脚で作用する最強の利尿薬
  サイアザイド系は遠位曲尿細管で作用するマイルドな降圧利尿薬
  鉱質コルチコイド受容体拮抗薬(K保持性利尿薬)はループ利尿薬やサイアザイド系利尿薬との併用で効果が増強する
  急性重症低ナトリウム血症は致死的な病態! 慢性低ナトリウム血症はQOL低下を生じる!
  低ナトリウム血症をみたら,まずは本物か偽物かを見極める!
  低浸透圧性低ナトリウム血症であれば,まずは水中毒を除外!
  水中毒を除外したら,細胞外液量に注目する!
  術後患者にみられる低ナトリウム血症は医原性ともいえる  −漫然と維持輸液を処方し続けてはならない
  下痢にみられる低ナトリウム血症 −原因はNa喪失といってよいのだろうか
  SIADHの診断をマスターしよう
  低ナトリウム血症の治療にあたっての考え方
  重篤な神経症状がある高度低ナトリウム血症に対する緊急補正
  症状が軽微な慢性低ナトリウム血症に対する治療の進め方  −細胞外液量欠乏を伴う低ナトリウム血症
  SIADHの低ナトリウム血症をどのように治療するか(正攻法)
  高ナトリウム血症の原因は口渇中枢の異常,尿濃縮力障害,水分摂取量低下である
  高ナトリウム血症の診断
  高ナトリウム血症の治療法をマスターしよう
  Advance
  トルバプタンは集合管に作用する「水利尿薬」
  SGLT2阻害薬は近位尿細管に作用し利尿作用を伴う新規経口血糖降下薬!
  グリコカリックスと改訂Starlingの法則
  脱塩現象(desalination)    生食を投与すればするほど低Na血症が進行する!?
【Kバランス】
  血漿K濃度は1食事や輸液からのK摂取(intake),2細胞内外のK移動,3腎臓からのK排泄(output)のバランスによって調整されている
  腎臓のK排泄量は,Naの摂取量に影響される
  利尿薬を服用中の患者さんでは低カリウム血症に注意
  低カリウム血症の鑑別診断の進め方
  K補充は経口投与が原則。点滴補充は適応を十分に検討すること
  高カリウム血症は,1 K摂取過剰,2 K排泄障害,3細胞外へのK移動のどれかで起こっている
  高カリウム血症をみたら,1K再検査,2心電図モニター,3治療の緊急性を判断
  高カリウム血症の治療法
  Advance
  腎臓のK調節機序
  RAA系阻害薬服用患者にみられる高カリウム血症の管理
【酸塩基平衡】
  酸塩基平衡を理解する
  Henderson-Hasselbalchの式を理解しよう
  動脈血ガスはステップワイズ法で読む!   練習あるのみ!
  動脈血ガスの代償性変化を予測する
  3つのSTEPで血液ガスを解釈する
  AGの増加は代謝性アシドーシスの存在を示している。高AGアシドーシスの鑑別はKUSSMAL-P
  補正HCO3 − を計算して隠れた代謝性アルカローシスをみつける
    (ステップワイズの3)
  代謝性アシドーシスの原因を理解しよう
  代謝性アシドーシスの治療法 −安易にメイロン®を使用してはいけない
  Advance
  酸塩基平衡異常の解釈法:Boston学派,Copenhagen学派,Stewart法
  静脈血液ガス,静脈血[HCO3 − ],総CO2含量
  尿アニオンギャップ
【そのほか(Ca,P,Mg)のバランス】
  Caは生体にかかすことのできない重要なミネラルである
  低リン血症は,心不全,呼吸不全の原因になる!
  意外に見落とすMg欠乏  −Mgはルーチンに測定するべき必須元素!   微量元素ではない!
  Case Review
  電解質異常の初期治療
    低ナトリウム血症/高ナトリウム血症/低カリウム血

症/高カリウム血症/高カルシウム血症

第3章  特殊な病態のマネジメント
【心不全の輸液】
  体液過剰のある心不全患者に輸液をしてもよいのでしょうか?
  左室駆出率が保たれている心不全(HFpEF)に気をつける
【腎不全の輸液】
  腎不全患者では尿量に応じて輸液処方を調整する
  腎不全患者では過剰投与にならないよう注意する
  Advance
  急性心不全の初期輸液  −病態評価を通じて治療(輸液)の方針を考えよう
  造影剤腎症予防
  終末期患者に対する輸液
  輸液スチュワードシップ:適正な輸液療法をめざす質改善活動
  医療の質と安全

利尿薬についてや、心不全、終末期、腎不全の患者さんに対する輸液についても書かれており、薬剤師としてぜひおさえておきたい内容が掲載されている。

まとめリンク

新・薬剤師のための輸液・栄養療法

レジデントのための これだけ輸液

エキスパートが教える輸液・栄養剤選択の考え方〜メディカルスタッフが知りたかった『なぜ?』

根拠からよくわかる 注射薬・輸液の配合変化 Ver.2〜基礎から学べる、配合変化を起こさないためのコツとポイント

シチュエーションで学ぶ 輸液レッスン

まとめ

輸液は輸液の種類だけでなく、病態、配合変化、投与時の注意など、学ばなければいけない事が多い分野だ。実際に投与するのは医師、看護師だから「投与時の注意」はうっかり確認していなかった!とならないように、学ぶ必要がある領域である。

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