【現役薬剤師監修】これから「妊婦・授乳婦の薬」について勉強を始める薬剤師さんへ

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【薬剤師さん必見図書】これから「妊婦・授乳婦の薬」について勉強を始める薬剤師さんへ

調剤薬局、病院どちらにも患者さんの中には妊娠中、授乳中の患者さんがいる。

妊娠中に飲んでも大丈夫なお薬って?授乳中に飲んでも大丈夫なお薬って?

薬剤師としてきちんとした知識をもち、情報提供を行う必要性がある。また、患者さん本人も、胎児、子供に影響がある事なのでとてもセンシティブになりやすい。

薬剤師として「妊婦・授乳婦」についての勉強を始める際に参考となる図書を今回は紹介いたします。

よくある不安や疑問に応える 妊娠・授乳と薬のガイドブック

こちらの1冊で基本的な知識を身に着ける事が出来る。このお薬が使えるか?使えないか?という情報だけではなく、基礎となる妊娠周期についての数え方、周期とお薬の影響についても表を用いて分かりやすく書かれています。

お薬についても、実際の症例を用いて丁寧に説明されています。

有益性が上回る場合の投与についての考え方も書かれており、現場で活用できる知識がまとめられています。

紹介文

●これ1冊で、必要な知識が身に付く!
妊娠中・授乳中の患者は、胎児・乳児への影響を恐れて、安全が確立されている薬や、母体の疾患・症状をコントロールするうえで服用を続けるほうが望ましい薬まで、一律にやめようと考えてしまいがち。薬剤師が服薬の可否を適切に理解し、患者が必要な薬物治療を受けながら安全に妊娠・授乳を継続できるようサポートすることは欠かせません。 そこで本書は、妊婦・授乳婦の服薬の可否を検討するうえで必要な知識や患者対応の仕方を身に付けられる実践ガイドとして作成しました。まず冒頭で妊娠・授乳の基礎知識や、服薬が胎児・乳児に及ぼすリスクの評価、妊婦・授乳婦の服薬に関する情報の調べ方を丁寧に解説。さらに、ケーススタディ形式で頻用薬を取り上げ、服薬の可否判断の考え方や根拠をわかりやすく示しました。 妊婦・授乳婦のよくある相談と回答例を示したQ&A集も充実。必要な内容がコンパクトにまとまっているので、服薬指導時や知識のアップデート、さらに、これから学ぼうとする方の最初のテキストとしてもお勧めです。

目次

≪第1部 妊娠と薬≫
◆第1章 妊娠と薬の基礎知識
1 妊娠周期と胎児への薬の影響
2 妊娠中の薬物療法に関する情報源


◆第2章 代表的な薬の安全性と妊婦への対応
1 解熱消炎鎮痛薬
2 抗生物質,鎮咳薬
3 抗ウイルス薬
4 抗アレルギー薬
5 喘息治療薬
6 消化器官用薬
7 抗うつ薬
8 睡眠薬
9 ステロイド外用剤
10 飲酒・喫煙
11 ワクチン

◆第3章 妊娠と薬の相談Q&A
●解熱鎮痛薬
・38.9℃の熱が出ましたが,市販の坐薬を使ってもよいでしょうか?
・歯痛・頭痛で、市販のバファリンを飲んでも心配ないでしょうか?
・妊娠反応(+)と出ました。3週間前に飲んだ歯科の痛み止めの影響は?
●風邪薬
・風邪でPL配合顆粒を3回飲みました。胎児への影響は?
●うがい薬
・イソジンでうがい・のどスプレーをしましたが、胎児への影響は?
●予防接種(インフルエンザ)
・予防接種を受けたいのですが、胎児への影響が心配です。
●抗ウイルス薬(インフルエンザ)
・タミフルが処方されたのですが、内服してもよいでしょうか?
●抗アレルギー薬(花粉症の薬)
・花粉症で、市販の点鼻剤(抗アレルギー薬)を使ってもよいでしょうか?
● 酔い止め薬
・6日前に酔い止めの薬を飲みましたが、心配ないでしょうか?
●睡眠薬
・眠れないので、眠剤を飲んでもよいでしょうか?
●サプリメント,医薬部外品など
・栄養ドリンクを飲んでもよいでしょうか?
・葉酸をサプリメントで摂っています。いつまで摂る必要がありますか?


●喫煙
・タバコがやめられません。1日に10本程度吸ってしまいます。

≪第2部 授乳と薬≫
◆第4章 授乳と薬の基礎知識
1 母乳分泌の仕組みと母乳育児のメリット
2 授乳による乳児への薬の移行
3 授乳中の薬物療法に関する相談に応じる際の心構え
4 授乳中の薬物療法に関する情報源

◆第5章 代表的な薬の安全性と授乳婦への対応
1 解熱消炎鎮痛薬
2 抗生物質,鎮咳薬
3 抗ウイルス薬
4 抗アレルギー薬
5 喘息治療薬
6 消化器官用薬
7 抗うつ薬
8 睡眠薬
9 ステロイド外用剤
10 飲酒・喫煙

◆第6章 授乳と薬の相談Q&A
●解熱鎮痛薬
・風邪でバファリンを飲みたい。どれくらい空ければ授乳できますか?
● 局所麻酔薬
・歯科治療で麻酔を使っても大丈夫でしょうか?
●風邪薬
・風邪,咳と吐き気で風邪薬が処方されました。授乳への影響は?
・風邪で内科から内服薬が処方されました。授乳への影響は?
●予防接種(麻疹・風疹)
・麻疹・風疹の予防接種を受けたのですが、授乳してよいでしょうか?
●予防接種(インフルエンザ)
・インフルエンザの予防接種をしましたが、授乳への影響が心配です。
●抗ウイルス薬(インフルエンザ)
・リレンザ・タミフルを使ったのですが、授乳への影響は?
●抗アレルギー薬(花粉症の薬)
・アレルギー性鼻炎で、薬を飲んでいます。授乳してよいでしょうか?
・花粉症で予防的治療(皮内注射)をしたら、乳児に移行しますか?
●抗アレルギー薬(皮膚炎の薬)
・アトピーの症状が悪化しました。薬を飲むなら断乳が必要ですか?
●睡眠薬・抗不安薬
・デパスを飲んだら、次の授乳までどれくらい空けるとよいですか?
●抗菌薬
・乳腺炎の薬が処方されたのですが、授乳しても大丈夫でしょうか?
●胃腸薬・止瀉薬
・胃が痛いので市販薬を飲んでよいでしょうか?
・下痢をしましたが、ビオフェルミンを内服してもよいでしょうか?
・正露丸・百草丸を1回内服しましたが、問題ないでしょうか?
●便秘薬
・便秘でラキソベロンを4、5滴使っています。子どもへの影響は?
●子宮収縮薬
・子宮収縮薬を1週間服用しましたが授乳してよいのでしょうか?
●肝機能改善薬
・胆石症でウルソ顆粒が処方されました。授乳への影響は?
●消化管造影剤
・胃がん検診でバリウムを飲むのですが、授乳への影響は?
●外用剤
・緑内障で目薬を使っていますが、授乳してよいのでしょうか?
●喫煙
・ストレスでタバコを吸ってしまいます。子どもへの影響が心配です。
● 飲酒
・眠れないストレスで夕食に缶ビールを1〜2本飲んでしまいます。

薬のことだけではなく、飲酒、喫煙、ワクチンなどあらゆる情報を載せている。

薬剤師として妊婦、授乳婦に安心感を与え、正しい薬の説明ができるようになるためには必須の1冊です。

基礎からわかる 妊婦・授乳婦のくすりと服薬指導

こちらもタイトル通り、基礎的な事から学ぶことができる内容となっている。

疾患別に妊婦・授乳婦に使用できるお薬なのか?できないのか?丁寧に分かりやすく書かれている。

紹介文

■妊婦・授乳婦への日常の診療や服薬指導で、迷ったときに
一般的に治療などに使用される薬が、妊婦や授乳婦に対しても使用
できるかどうか、疾患別にわかりやすくまとめました。
妊娠や授乳に関する基本事項から妊娠中・授乳中に薬剤が及ぼす影
響、服薬指導やカウンセリングの方法など、基本的な考え方も丁寧
に解説しているので、妊婦・授乳婦の診療に関わる薬剤師、産婦人
科の医師・看護師、助産師などの医療従事者の方々に役立つ一冊と
なっています。
■疾患別に薬の安全性を確認できる
疾患別ページでは、病態、症状、基本的な治療法について説明する
とともに、よく使用される薬の妊婦・授乳婦への影響、注意点を疾
患ごとに解説。使用可能な薬と使用が推奨されない薬がひと目でわ
かるようになっているので、迷った時にすぐに確認することができ
ます。
■薬の安全性が確認できる、薬剤一覧を収録
巻末には薬剤一覧を掲載し、妊婦・授乳婦への投与の安全性につい
て、各種分類法による評価をまとめました。一般名・代表的な商品
名から検索することができます。

お薬のことだけではなく「疾患別」のページも、病態、症状の解説もあり、より理解が深まる内容となっています。

飲んで大丈夫?やめて大丈夫? 妊娠・授乳と薬の知識 第2版

こちらも初心者におすすめの1冊。Q&A方式でも記載されており、分かりやすく書かれている。

紹介文

妊娠・授乳中は薬やサプリメントの使用に不安を抱えることの多い時期。妊産婦からの質問に、どのように対応するとよいか、Q&A形式でわかりやすく解説する。第2版では、妊娠期・授乳期に相談の多い嗜好品(カフェインなど)、増加傾向にある疾患、炎症性腸疾患についての記述を新たに追加した。最新ガイドラインや添付文書の内容も盛り込まれた、好評書待望のリニューアル。

薬だけでなく、サプリメントについても書かれており、妊婦、授乳婦から多い質問にもどのように説明すれば良いか分かりやすく書かれています。

薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳

こちらは、現場に1冊は置いておきたい図書。

索引でお薬が使用可能かエビデンスなどを分かりやすく、調べやすくまとめられています。

紹介文

妊娠・授乳中の薬剤の安全性情報が伝えられるようになる!
本書は,妊婦・授乳婦の薬物治療にかかわるすべての医療従事者から,臨床で即戦力となる書籍として高い支持を得てきた.
改訂3版ではこれまでの項目をまとめ直し,医薬品情報をアップデートするとともに総合評価を見直した.
1,200種類以上の薬剤が収載されており,本領域にはかかせない一冊である.

大型本であり、1人で熟読する・・・というより、現場で、すぐ調べないといけない処方がある時などに活用できる1冊である。

必ず現場に1冊は置いておきたい。

まとめリンク

まとめ

妊婦、授乳婦は不安を抱えている事が多いです。

そのため安心感をもってもらうために、薬剤師が丁寧に、正しい知識で説明することが大切です。

妊婦、授乳婦で治験を行っているお薬は基本的にはないので、添付文書にも「有益性が上回る場合のみ投与」など曖昧な書き方をされている場合が多いです。その際に今回紹介した図書が役に立つことでしょう。

きちんと、安心感を持ってもらい、正しい知識を伝えるためにも、ぜひ勉強しておきた分野ですね。

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