【薬剤師さん向け図書】これから「がん」について勉強を始める方へ③

スポンサーリンク

前回に引き続き、「がん」についての図書を紹介したい。しかし、今回は医療従事者の専門的な目線の「抗がん剤」「副作用」といった視点からではなく、患者視点でも読みやすい図書の紹介だ。「がん患者」は非常にナーバスな状態にある。そのがん患者の心理をくみ取り、寄り添う事も医療従事者としてできるケアの1つだ。

がん患者についてより知っていくために役に立つ図書を紹介する。

スポンサーリンク

今回紹介する図書

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい”がん”の話

がんを疑われたら最初に読む本 ーーがんのしくみ・病院選び・基本と最新の検査・治療法etc.

がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方

「がんになって良かった」と言いたい

がんで不安なあなたに読んでほしい。 自分らしく生きるためのQ&A

がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい”がん”の話

「がんって怖いの?」と患者さんに聞かれたら簡単な伝わる言葉で患者さんに説明する事はできますか?質問されたとき、医療従事者がおどおどしていると患者さんの不安は更に増えていく・・・。そんなとき、患者目線で読める今回紹介するような図書を読んでおくと、言葉の選び方、説明方法を自然と身につける事ができる。

紹介文

がんと闘うためには、まずがんのことを知らなければならない

抗がん剤、病院選び、がんの正体……

知っているようで知らない、がんの基本的な知識。

なぜ、がんができるのか?

がんのどこが怖いのか?

あなたは知っていますか?

妻と父を“がん”で失った医師が<がん治療の基本>を分かりやすく伝える

患者さんやご家族が、がんの基本的な知識を

正しく俯瞰的に得ることは容易ではありません。

担当する医師は忙しく時間がないからです。

ただ、本ならば何度でも読み返せます。

そのために本書を執筆しました―本書より

まずは落ち着いて本書を開いてください。

不安に襲われたときは何度でも繰り返し、この本を開いてください。

たとえがんであっても、治療をしつつ人生を楽しんでいる患者さんやご家族が

たくさんいることを忘れずにいてください――本書より

目次

第1章 がんを知ろう

第2章 なぜ、がんで死ぬのか?

第3章 なぜ、がんは治りにくいのか?

第4章 がんに免疫がうまく働かない理由

第5章 がん治療の基本

第6章 がんの三大治療

第7章 治療で目指すべき目標

第8章 三

大治療以外のがん治療

第9章 免疫力を上げる

第10章 がん治療と心

紹介文や目次を読んでも優しい言葉や励まされる言葉が伝わってくる。自分ががんになった時、かけられて安心される言葉は患者さんにとっても同じはずだ。

専門的な知識については書かれてはいないが、患者さんとのコミュニケーションできっと役に立ってくれる1冊だろう。

がんを疑われたら最初に読む本

こちらも患者目線で分かりやすく「がん」について書かれた1冊。がんを知ることで正しく恐れない。「分からないから怖い」を取り除いてくれる1冊。

紹介文

九州大学大学院助教 照屋 輝一郎 氏 推薦!

「ポジティブな生き方」が問われる時代。本書には、確かな情報を見極め、医師との信頼関係を築くためのヒントがあります。

日本では喉が痛いと思えば内科や耳鼻科、腰が痛ければ整形外科など、症状に合わせて何科で診てもらうのか考えなければいけません。一方でイギリスでは、どこか不調があると最初に「かかりつけ医(General Practitioner)」に診てもらいます。かかりつけ医が診断してさらに専門的な治療が必要な場合には、かかりつけ医が各診療科の専門医を紹介してくれます。患者に寄り添いながら、ベストな治療法を探していく。

このかかりつけ医の役割が「プライマリ・ケア」と言って、米欧州を中心とした多くの国で専門医として認められています。

数多くの研修により病院に足を運ぶ患者さんの80~90%は外来や往診による治療で健康を取り戻すことができるということが証明され、日本でもプライマリ・ケア制度ができましたが、まだその歴史は浅く、認知度も高くありません。世界でも類を見ないほどの超高齢化社会となった日本では、複数の疾患を持つ患者さんも増えているため、プライマリケアのように患者さんを総合的に診る視点が特に重要視されています。

特に高齢になると患者数が増加傾向にあるのが「がん」です。実際には日々がんの新たな治療法の研究・発見により、がんによる死亡率は年々低下しているのにも関わらず、 がんにかかる人の多さから、合法・違法に関わらず「がんビジネス」が横暴しています。そのため、がんに対する正しい知識を理解・判断し、応用できる能力が非常に重要となっているのです。

本書は、がんを宣告された患者が納得のいく治療を受け、人生を送るためのガイドとして、どのようにがんと向き合っていくかについてお伝えする手引書です。

がんの基本や仕組み、最新の検査や治療法から病院・医師選びの方法まで、がんと向き合っていくうえで知っておくべき話だけではなく、がんを抱えながら生きていくヒントをプライマリ・ケアの第一人者として30年以上の患者と向き合ってきた経験をもとにご紹介しています。

この本を読めば、がんのすべてがわかる。がんにかかわるすべての人に届けたい一冊です。

目次

第1章 がんの不安を取り除くには?

第2章 がんを知る

第3章 免疫細胞とがん細胞の攻防

第4章 がんの検査と診断

第5章 納得できる治療を選ぶために

第6章 がんを乗り越えるために

第7章 社会的免疫力を高める

「がん細胞がなぜ死なないか?」など医療従事者でも「??」と思ってしまう知識ものっていたり、がん患者と向き合う上で役に立つ1冊である。

がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方

タイトル通り、緩和医ががんになり、実際に感じた気持ちなどが書かれている。がん患者と関わっていく上で、学べることがたくさんある図書だ。

紹介文

人はなぜ生きるのか――。緩和ケア医として多くの終末期患者たちを看取ってきた40代の医師に下された「末期がん」の宣告。患者たちと立場をともにしたとき、医師は初めて命の何たるかを理解した。余命を意識しながら仕事と向き合い続ける医師が語った、「運命」の受容と抵抗のノンフィクション。

がん患者において大切な人との「話し合い」はとても大切なことだと気付かされる1冊である。医療従事者なら、ぜひ1度は読んで欲しい1冊である。

「がんになって良かった」と言いたい

タイトル通り、前向きな考え方になれる1冊だ。もちろん、無理に前向きになることはないが、患者さんに少しでも明るい気持ちになってもらえるように、がん患者の心の世界を知れる1冊だ。

紹介文

がんや病などで、死と向き合うことになったとき、

なにを考え、どのように生きていくかーー。

本書は19歳でがんを宣告され、再発を繰り返しながらも

最期まで前向きに生きた、著者の生き様がつまっています。

読者の方々に、感動と勇気が広がっています。

~~~~~~~~~~~~~~

病、死と向き合ったからこそ、

自らの人生を見つめることができた!

SNSでつながる誰かに

勇気やパワーをもらった。

自分も生きる元気を届けたい!

~~~~~~~~~~~~~~

「がんになって良かった」

これは生き残った

「がんサバイバー」としての言葉ではない。

著者が大学1年の冬、

数ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を乗り越え

その先に待っていた、十時間を超える難手術に向かう

前夜にブログに記した言葉だ。

その後も入退院を繰り返す著者は、

どんな思いでこの言葉を発し、病と死に向き合い、

そして人生について考えたのか——。

* * * * * * *

病は決して不幸そのものではない。患者を可哀想だと言ってくれるな。

僕は僕の生き様を残し伝えていくから、あなたはあなた自身の命について考えてほしい。

* * * * * * *

僕は、今の僕が好きだ。がんになり、自分の思いを綴り、そして自らの人生について深く考えることのできる自分が。

(「まえがき」より)

* * * * * * *

目次

はじめに

プロローグ

1 宣告

・宣告

・神

・戦場の食

・転生

・ストレート・ライン

・3・12

2 ハタチ

・望み

・桜

・ハタチ

・報われない努力

・スターライト

3 デイ・ゼロ

・その日

・デイ・ゼロ

・砂嵐ーダンス

4 仲間

・espressivo

・残された者たちへ

・病床のバリスタ

・二度と戻らぬあの日と、あの日の君に捧ぐ

5 震えるサイン

・ライスorナン?

・震えるサイン、震えぬ芯

・恥ヲ知レ!

がん患者の心の世界を知れる1冊である。がん患者がどのような気持ちでいるのか・・・。

少しだけ知れることで、がん患者の心のケアにも繋がっていく。

がんで不安なあなたに読んでほしい。

こちらはタイトル通り、がんについて不安を抱いている患者に対して医師があらゆる疑問、不安について答えている1冊である。

紹介文

ベストセラー『もしも一年後、この世にいないとしたら。』(文響社刊)の著者でがん専門の精神科医・清水研氏の最新刊。

病気の不安は、解消しなくていい!?

4000人以上のがん患者さん・ご家族と対話してきた精神科医が、いろんな悩みに答えます。

《がん専門精神科医との生命の対話》

◎セカンドオピニオンを受けたいが、主治医が良い方で、言い出しにくい。

◎抗がん剤投与をもう半年以上。終わりのない闘いに、心が折れそう。

◎友人は化学療法を受け、苦しんで亡くなった。私は民間療法で治したい。

◎子宮摘出と言われた。子どもを望んでいる夫に、どう打ち明ければ・・・・・・。

◎周囲が民間療法やサプリメントを勧めてくれるが、正直、煩わしい。

◎主治医の先生とどうしても信頼関係が築けない。我慢するしかないのか。

◎がんから解放されたと思ったのに、まさかの再発。もう、絶望しかない・・・・・・。

◇がん専門の精神科医があなたの悩みに答えます。◇

がんと診断された方は、さまざまな不安や悩みを抱えるものです。

これまで4000人以上の患者さんやご家族の相談を受けてきた経験から、

代表的なものを選んで、紙上でカウンセリングを試みました。

誰にも言えない悩み、わかってもらえない不安がある方は、

ぜひ本書を開いてみてください。

あなたらしく病気と向き合うヒントが見つかると思います

がん患者はあらゆる悩み、不安を抱いている。そんな時にがん患者の不安を少しでも取り除けられる言葉が並べられている。

まとめリンク

まとめ

今回は専門的な図書の紹介はないが、実際にがんになった人の気持ちや、がん患者に分かりやすく「がん」について書かれている図書を読んでおことで、よりがん患者に寄り添うことができる。

「薬剤師なんだから、薬の知識だけでOK!」では通用しない。

チーム医療においてもこのような知識、図書でえた気持ちは役に立ってくる。

また、がんについて不安に感じている患者さんに今回紹介した図書をすすめてみることで、患者の気持ちが大きく救われる事もあるかもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました