【現役看護師監修】認知症患者の心理を知るために『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』をおすすめします

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はじめに

看護師なら、認知症患者の看護にたずさわる機会がある人も多いのではないでしょうか。

ですが、認知症の症状や対処法について知っていても、自分が認知症になった経験はありませんよね。

そのため、認知症患者にとって、世界がどんなふうに見えているのかまで、分からずに関わっているケースがほとんどではないでしょうか。

そんな看護師におすすめしたいのが、『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界』です。

マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界

本書は、「認知症の人が見ている世界」というテーマで書かれた書籍です。

文章での解説だけでなく、認知症の人の生活や、その家族視点の話がマンガで描かれています。

こんな人におすすめ

認知症患者の看護をしていて、以下のように感じる看護師も多いのではないでしょうか。

  • 認知症患者の看護をしていると疲れる…
  • 認知症の家族って大変そう
  • 患者本人や家族を助けるにはどうしたらいい?
  • そもそも認知症って何なの?

こんな考えか少しでもよぎったことがあるなら、ぜひ参考にしてみてください。

認知症看護について

認知症と診断される患者はどんどん増えています。

そのため、看護師として内科・外科病棟や外来、介護施設などで勤務する以上、認知症看護は避けて通れない分野です。

認知症看護あるある

認知症ではない自分たちにとって、認知症患者の言動は、正直理解できません。

  • 患者から「トイレに行きたい」と数分に1回の頻度でナースコールされる
  • 付き添いが必要なのに、気づいたら1人でトイレに行っている
  • 「今日はご飯をまだ食べていない」と怒られる
  • 「今すぐ家に帰らないと家族が心配する!」と点滴を引きちぎられる
  • ベッド上安静の指示を守れず、病室から出てくる

こういったことは、認知症看護あるあるですね。

認知症患者は、進行の程度やもともとの性格、置かれた環境により、症状は様々です。

  • 本当に認知症?というくらい普通にしっかりしている
  • 何もかもわからなくなって、病室内で暴れてしまう
  • 家族の顔がわからないくらい進行していても、とてもおだやか

上記のように、症状が人によって全然違います。

そのため、一貫したケアが難しいのも、認知症看護あるあるといえるでしょう。

認知症看護は家族へのケアも欠かせない

認知症看護は、患者本人だけでなく、家族への看護も欠かせません。

認知症患者の家族にとっては、ほんの数ヶ月前まで普通にコミュニケーションできていたはずの夫や妻、または親です。

それが、認知症によって以下のような症状が現れると、変貌してしまったと感じるでしょう。

  • 今いる場所がわからなくて混乱
  • 財布を取られたなどの被害を訴える
  • 急に怒り出す
  • 理由もなく歩き回りはじめる

「物忘れがひどくなってきたな」と思っているだけでは、やがてどんどん症状が進行していきます。

そのため、認知症に対して、適切なケアを把握しておく必要があります。

家族は、戸惑いやいらだち、疲労を感じがちですが、認知症患者を一番近くでケアできるのも家族です。

看護師は、認知症患者に対する関わりについて、家族への指導や心理的ケアも行っていく必要があります。

『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界』

認知症の患者をなるべく早く退院できる状態にしたくても、認知症状によって阻まれてしまうこともしばしば…

ですが、本書を読むことで、入院患者の認知症の進行をできるだけ食い止めることもできるはずです。

ここでは、『マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界』の内容について、ご紹介していきます。

認知症患者の心理を理解しよう

看護師も患者の家族も、認知症患者の言動の理由や心理を理解できれば、患者に合わせた適切な対処が行えます。

すると、認知症の進行を遅らせることも可能ですし、たとえ進行したとしてもおだやかな性格のまま過ごせるはずです。

認知症患者がおだやかでいることは、結果として、看護者の負担が軽減するということにも繋がります。

そのため、認知症患者の心理を理解することは、患者周囲の人間にとって必要なことと言えるでしょう。

本書を読めば視点が変わる

本書を読むと、認知症の患者自身が自分の変化に戸惑っていたり、何かを不安に感じていることがわかります。

認知症患者が考えていることや見ている世界について、マンガで描かれているため、患者自身にも感情移入しやすいのが特徴です。

見開き1ページの右側に患者周囲の視点、左側に患者自身の視点で、同じ場面が描写されています。

そのため、認知症患者の思いに対して、理解をより深めやすいです。

マンガで認知症患者とその家族の視点を学んだら、そのマンガのテーマに沿った解説文の内容も、スッと理解することができます。

時間がない場合、マンガだけをさらっと読むだけでも、おすすめですよ。

認知症患者の理解を深めたら看護実践

本書を読んだ後に認知症患者のベッドサイドへ行くと、「今はこういうことが不安だから、さっきから何度も同じ話をしてるんだ」など、言動の理由を考える事ができるはずです。

言動の理由がわかれば、患者に対してイライラしてしまったり、接することをためらったりすることも減ります。

そして、患者の不安に対してどうアプローチしていくかが、看護師のアセスメント能力の見せ所です。

カンファレンスで認知症患者のケアについて話が出るときも、ありきたりな意見だけでなく、自分なりの考えをはっきり伝えることもできるでしょう。

また、入院中の関わりはもちろん、退院後の介護や支援について、家族に提案することもできるはずです。

つまり認知症患者の理解を深めることは、家族の介護に対する心理的な負担を軽減することにも繋がります。

まとめ

​​ここまで、認知症看護のことや本書の特徴や内容について、解説してきました。

『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』は、認知症患者とその介護者の視点別にマンガで表現されているため、感情移入しながらさくさく読みすすめることができます。

認知症患者と周囲の介護者が、お互いにおだやかにいられるように考えるきっかけを作ってくれる本なので、ぜひ手にとってみてくださいね。

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