【現役薬剤師監修】これから「新型コロナウイルス」について勉強を始める薬剤師さんへ②

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はじめに

2020年から猛威をふるった感染症。「新型コロナウイルス」。未知のウイルスで医療従事者はどうすればいいか手探り状態の中で対応してきました。前回に引き続き、日々変わる新型コロナウイルスの情報。どのような図書を参考に勉強していけば良いか紹介していきたいと思います。

今回紹介する図書

もうだまされない 新型コロナの大誤解

英寿総合病院看護部が書いた 新型コロナウィルス感染症アウトブレイクの記録

目指せ院内感染ゼロへ!国立国際医療センター新型コロナウィルス感染症対応マニュアル

新型コロナ 正しく恐れる

もうだまされない 新型コロナの大誤解

こちらは普段やっている「感染対策と思っていたことが実は逆効果だった」といった、「間違った感染対策」の説明、解説がされています。自身の感染対策はもちろんのこと、患者さんにアドバイスする上でも役に立つ内容が分かりやすく書かれています。

紹介文

コロナ禍、最も怖いのはウイルスよりも、「間違った知識」のまん延だった!

飲食店の休業、必要ですか?

私たちはいつまで自粛を続けるのですか?

・ウレタンマスクはほぼ効果ゼロ

・ラーメン店や焼き肉屋は安全地帯

・ビニールカーテンやパーテーションは逆にリスク増大

・一にも換気、二にも換気、手指の消毒は意味がない!

・手洗いよりも「うがい」の徹底を

・新型コロナは呼吸器系ウイルス、食べ物や手、目鼻からは感染しない

新型インフル、SARSなどの現場を体験し、米CDCで研究を重ねた、呼吸器系ウイルス(COVID-19含む)の権威が緊急提言!

日本の「お角違いのコロナ対策」を徹底検証。

正しく恐れて、私たちの日常を取り戻す、必読の書

本書を読まなければ「新しい生活様式」は「新しい不自由生活」になってしまう!

日本がコロナ禍で衰亡する前に――憂国の書緊急出版!

 

目次

第1章 新型コロナは空気感染だと知れ

・ビニールカーテンやパーテーションは逆にウイルスが滞留する

・ウイルス学的に皮膚や鼻、目からの感染は考えられない

・最も気を付けるべきは「ウイルスの吸い込み」

・新型コロナウイルスの感染経路は、あくまで「空気」

……

第2章 手洗いよりうがいのすすめ

・感染者との出会いも短時間なら恐れることはない

・床に落ちたウイルスなんか気にするな

・徹底すべきはうがい・鼻うがい・口ゆすぎ

・ウイルスの寿命は量で考える

……

第3章PCR検査をただ増やせば良いという大誤解

・PCR検査をしなかったから医療崩壊を免れた

・PCR検査では死んだウイルスでも陽性に

・PCRで判定すべきは陰陽ではなく、体内のウイルス量

……

第4章ウイルスに勝つマスクの達人

・マスクの生命線は素材性能と密着性

・フェイスシールド・マウスシールドでは何も防げない

・外を歩くときにマスクはいらない

……

第5章こうすれば飲食店も営業できる

・安全な店の判断基準は「風を読んで、ウイルスを見る」こと

・カラオケで一曲、その前にお茶を一杯

・屋外のBBQでの感染、犯人は食べ物ではなく、コンロの前の密集

・大皿料理、ノロウイルスなら危険だが、新型コロナでは問題なし

……

第6章ウイルスと細菌は違います

・新型コロナは呼吸器粘膜(主に喉や肺)でのみ増殖する

・日本で感染者数が少なかった理由より、欧米で多かった理由を知ることが大事

・第3波とか第4波とか、一喜一憂はもうやめよう

・ゼロリスクを求めるのは、全ての生活から逃げること

……

第7章新型コロナはいつ終息するのか

・治療法が確立されても、新型コロナ撲滅は不可能

・ワクチン接種箇所の張りや痛みは正常な免疫反応

・歴史上の流行したウイルスは、いまもくすぶり続けている

国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長である、西村秀一先生が書かれた1冊です。目次から、気になる感染対策、情報がたくさん書かれているのではないでしょうか?勘違いしている感染対策について、しっかりと教えてくれる1冊です。

永寿総合病院看護部が書いた 新型コロナウイルス感染症アウトブレイクの記録

新型コロナウイルス感染患者を対応した、アウトブレイクを起こした病院が作成された記録です。病院の苦悩を知ると同時に新型コロナウイルスの恐ろしさについても知ることができます。

紹介文

発熱者の増加、相次ぐスタッフの体調不良、それが新型コロナウイルス感染症アウトブレイクの始まりだった。 病棟閉鎖、人員不足による業務負担の増加、そして感染への不安。目まぐるしく状況が変わる中で、看護師たちがいかに感染対策を進め、情報を共有し、患者さんと家族に対応したか。日常の看護を守るために何をしてきたか。 看護師たちの実体験をもとにした、新型コロナウイルス感染症対応の記録。

目次

Chapter1 何が起こっているの?──始まりは「あれ? おかしい」

Chapter2 勤務調整 ──突然の出勤停止、病棟閉鎖をどう乗り越える?

Chapter3 業者の撤退! ──清掃も洗濯も警備も、自分たちでやるしかない!

Chapter4 手探りの感染対策──「とにかく防御! 」からコホーティング、感染対策の確立へ

Chapter5 感染対策の確立──起こさない、広げないためのルールを周知徹底!

Chapter6 看護科長の役割 ──スタッフには、患者さんのケアに集中してもらいたい!!

Chapter7 情報共有──日ごと、時間ごとに変わる情報に対応する!

Chapter8 患者さんとご家族への対応とケア──退院、転院、面会制限…患者さんも大変だった!

Chapter9 看護スタッフのケア ──風評被害と差別、出勤制限への対応

実際「アウトブレイク」を経験した病院だからこそかける内容です。感染について関わっている薬剤師さんは特に知っておきたい情報がおおく書かれていると思います。

目指せ 院内感染ゼロへ!国立国際医療研究センター(NCGM)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応マニュアル

国立国際医療研究センター(NCGM)によるCOVID-19対応マニュアルです。実際に行っている感染対策が掲載されています。

紹介文

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大当初以来,感染疑い患者から重症患者まで積極的に受け入れてきた国立国際医療研究センター(NCGM)によるCOVID-19対応マニュアル.COVID-19の診療から感染防止対策,診療科ごとの対応,また職員の有症状時や学生実習受け入れ時の対応のほか,PCR検査スポットの運営など,NCGMならではの豊富な実践的知識を余すところなく紹介.院内感染対策や組織体制の見直しを検討している医療機関必携の一冊.

目次

1.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疫学・診断・治療

2.インフルエンザとの同時流行時の感冒症状の考え方

3.感染防止対策の原則

4.個人防護具(PPE)の着脱

5.各部門における対応

 a.救急外来

 b.放射線診療部門

 c.リハビリテーション部門

 d.臨床工学科

 e.手術部門

 f.内視鏡部門

 g.血管造影部門

 h.院内の共用スペース(食堂,待合スペースなど)での感染対策―自分の身をどう守るか

6.トピックス

 a.職員の有症状時の対応

 b.面会者への対応

 c.外来での有症状者・発熱者のスクリーニング

 d.学生実習・外部研修受け入れ時の対応

 e.職員のメンタルヘルス

 f.PCR 検査スポットの運営

 g.意思統一,命令系統が確認できる場̶「本部対策会議」は重要

索引

新型コロナウイルス感染患者を受け入れている病院で、運用しているマニュアルであり、病院で感染に関わっている薬剤師さんにとって役にたつ1冊です。

新型コロナ「正しく恐れる」

タイトル通り、「正しく恐れる」ことを教えてくれる1冊です。「正しく恐れる」ことを理解するには、意味のある感染対策を行うことが重要です。

自分自身が行っている感染対策を振り返るうえでも役に立つ1冊です。

紹介文

“過剰” “的外れ”な対策を見きわめ、「人間らしい生活」を取り戻すために呼吸器系ウイルス感染症の第一人者が提言!

フェイスガード、マウスガード着用、バイキング料理中止、トング使用中止、手袋着用、屋外でのマスク、テーブル・椅子のアルコール消毒、飲食店でのパーティション……

新型コロナウイルス感染症の世界的流行が、いまだ沈静化しないなかで、日本の生活に定着したかに見える「対策」は、本当に有効なのでしょうか?  新型インフルエンザ、SARSなど呼吸器系ウイルス感染症の現場を経験してきた第一人者が検証します。

◎「接触感染」・「飛沫感染」に偏った現在の感染対策(過度の物品消毒・フェイスガード・仕切り板など)を見直し、世界のウイルス学者が指摘する「空気感染」というルートを重視すれば、「おかしなコロナ対策」が見えてきます。

◎「生きている」ウイルスの「動き」と「量」で語ることで、「恐れ過ぎ」を避けつつ、冬に向けた「真のリスク」への正しい対処法を理解しましょう。

目次

まえがき(井上亮)

●第1章   「空気感染」を直視せよ――ウイルス学からの提言

アメリカの世界最大の感染症対策機関(CDC)から/日本の国立感染研へ/アウトブレイクの現場とラボ/2003年のSARSで台湾へ/武漢封鎖を中国政府に決断させた/英雄・鍾南山(中華医学会会長)/ないものねだりのPCR検査推進論/理に適った検査とは?/クルーズ船で確信した空気感染/人が落下飛沫を吸い込むには、/掃除機並みの吸引力が必要/接触感染の呪縛から解放を/感染の広がりは病原体の量に依存する/上気道での増殖が多いと感染力が強い「/ファクターX」を興味本位で言うのは無意味/リスク評価をして基準を定めよ/乾燥する冬に死亡率は高くなる/正しい情報で現実的な対策を考える/理屈にあったウイルス不活化「うがい」

●第2章   「正しく恐れる」ために――「ゼロリスク」を見直す

常識から逸脱した「安全率」の弊害/立ち止まってみる理性が大切/馬鹿げている遺体の密封――罪つくりなガイドライン/非難されないためのアリバイ的行為/量的概念を欠いた「可能性」の説明/PCR検査の抑制が医療崩壊を防いだ/海外と単純に比較はできない/ツケを次世代に回すことへの無自覚/夏は重症化率が落ちる/フェイスシールドで空気感染を防げない/憂慮すべきは院内感染/ワクチン接種はそう簡単な話ではない/ゼロリスクは大人になり切れない発想/メディアはもっと勉強してほしい

●第3章  専門家の役割とは――メディアで、政策決定の場で

本物の専門家はどこに?/メディアが語らせたいストーリー/断定的な語りを疑え/ウイルスを知らない“専門家”/健全なる懐疑が必要「/可能性」の確率を語れ!/一人の専門家に頼る危うさ/医学、公衆衛生以外の知見も入れよ/意思決定者は恨まれる覚悟が必要/対立軸を提示しないメディア/選択肢がたくさんあるのが、豊かな社会/コロナがあらわにした社会観、人間観

●第4章  感染症の歴史に何を学ぶか

忘れ去られたことが教訓/ロックダウンは効果があるか?/ウイルスは消えず、くすぶり続ける/恐れ過ぎがもたらす犠牲/人間を殺さない方向へ変異する/立ち止まれるメカニズムを用意せよ/確率と選択肢を提示せよ/事前説明すべきワクチンの副作用/懸念されるワクチンの南北問題/反面教師となる記録を残せ/百年前とさほど変わらない人間の反応

●第5章  パンデミックと生きるために――医療を守り、生活を取り戻す

「空気感染」を認めない対策には大穴がある/行き過ぎたPCR検査は、社会の分断を招く/救いは重症化率がさほど高くないこと「/封じ込めは不可能」を前提に/冬に備えて――地域医療を守れ/マスク類に関する誤った考え方/PCRの結果の解釈と定量的な見方の必要性/社会の心のダメージを癒す/流行は何年も続く/人間らしい生活を取り戻そう

あとがき(西村秀一)

〈附〉これは変だぞ、コロナ対策

過剰な意味のない感染対策はだれのためにもなりません。正しい知識をみにつけるためにこちらの図書はおすすめです。正しい知識を知り、患者さんに感染対策について、アドバイスをすることもできます。

まとめリンク

まとめ

2020年から猛威をふるった新型コロナウイルス感染症。

1年以上経ち、ようやく様々なデータがあつまり、正しい感染対策や、対応方法などが構築されてきました。お薬についても国内で承認薬も出始めてきました。

今後、日々情報は更新されていきます。医療従事者の一員として、新型コロナウイルを勉強するにあたって今回紹介した図書を参考にして頂けたら幸いです。

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