【現役薬剤師監修】これから「抗精神病薬」について勉強を始める薬剤師さんへ①

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はじめに

抗精神病薬には様々な種類があります。副作用もあり、抗精神病薬について悩んでいる患者さんもたくさんいます。薬剤師として、副作用にいち早く気付き、抗精神病薬について丁寧に説明していくことが大切です。今回は抗精神病薬について、こらから勉強する上で、おすすめできる図書について紹介していきたいと思います。

今回紹介する図書

①    薬剤師のための 精神科の薬 処方の意図を読む

②    精神科の薬がわかる本 第4版

③    本当にわかる精神科の薬はじめの一歩改訂版〜具体的な処方例で経過に応じた薬物療法の考え方が身につく!

④    じっくり読めてしっかり身につく 精神科薬物療法ガイド 改訂版 2021年01月号 [雑誌] :調剤と情報

⑤    まとめ

①   薬剤師のための 精神科の薬 処方の意図を読む

医師がどのような意図で処方箋をだしたのか?どうしてこの抗精神病薬が処方されたのか?が分かるようになる図書です。

紹介文↓

薬局が応需する「精神科の薬」の処方箋。多剤大量処方、適応外使用、同効薬の併用なども多く、医師がどんな意図で処方したのか読み取りにくい、分からないと感じている薬剤師も多いのではないでしょうか。

本書では、精神科処方の第一人者である吉尾隆先生(東邦大薬学部教授、日本精神薬学会理事長)が、豊富な症例に基づいて処方の意図を解説します。5疾患(大うつ病性障害、双極性障害、神経症性障害、統合失調症、認知症)の全33症例を収録。

目次

1)大うつ病性障害(うつ病)

2種類の抗うつ薬が併用処方された症例など

2)双極性障害

双極性障害のうつ状態に抗うつ薬が投与された症例など

3)神経症性障害(神経症)・心身症

β遮断薬が投与された症例など

4)統合失調症

抗精神病薬がリスペリドンからアリピプラゾールに変更された症例など

5)認知症

抗認知症薬と抗精神病薬が併用投与された症例など

昨年出版された図書であり、症例ベースで解説してくれるため理解しやすい1冊です。現場で、なぜこの患者さんはこの抗精神病薬から、この抗精神病薬に変更されたのだろう?など疑問に思う事を解決してくれる1冊です。

②   精神科の薬がわかる本 第4版

抗精神病薬を分かりやすく解説してくれている1冊です。字も大きく読みやすい1冊です。

紹介文↓

好評定番書の内容改訂&オールカラー化!「精神科の薬を取り巻く環境の変化や新薬を、著者の臨床実践を基に追加」というコンセプトはそのままに、よりわかりやすく見やすく紙面を刷新。社会背景とともに変わっていく薬の評価や役割。氾濫する情報にまどわされないためにも、医療職だけでなく精神科の薬にかかわるすべての人が手元に置いておきたい1冊。

目次

1 「抗うつ薬」がわかる。

1 「うつ」の薬による治療

2 「抗うつ薬」の特徴と副作用

3 薬の知識を活かした助言

抗うつ薬へのQ&A

2 「睡眠薬」と「抗不安薬」がわかる。

1 マイナートランキライザーとは

2 「睡眠薬」がわかる

3 「抗不安薬」がわかる

睡眠薬へのQ&A

Lecture ベンゾジアゼピン系薬剤の安全な止め方

3 「抗精神病薬」がわかる。

1 統合失調症とは

2 定型抗精神病薬の特徴

3 非定型抗精神病薬の特徴

4 重大な副作用

5 剤形による特徴

抗精神病薬へのQ&A

Lecture 単剤化の方法

4 「抗てんかん薬」がわかる。

1 薬によるてんかんの治療

2 知っておきたい注意点

抗てんかん薬へのQ&A

5 「認知症治療薬」がわかる。

1 認知症のタイプと治療

2 認知症(アルツハイマー型認知症)の治療薬

認知症治療薬へのQ&A

6 「老年期に使う薬」がわかる。

1 薬を処方する前に気をつけておきたいこと

2 パーキンソン病の治療薬

3 うつ病・抑うつ状態の治療薬

4 頭部外傷の後遺症の治療薬

5 夜間せん妄の治療薬

6 代謝性意識障害への対処

7 「その他の精神科の薬」がわかる。

1 不眠症治療薬

2 気分安定薬

3 抗躁薬

4 アルコール依存症の薬物療法

5 悪性症候群の治療薬

6 発達障害をもつ人への薬物療法

その他の精神科の薬へのQ&A

あとがき

索引

Plus one

SSRI、SNRI、NaSSAの薬理作用

超高齢社会における抗うつ薬処方の注意点

抗うつ作用をもつその他の薬

うつ病の拡大診断の弊害

慢性疼痛と抗うつ薬

催眠薬エスゾピクロン

睡眠薬開発は副作用との闘いだった

ドーパミン“過剰”説と、グルタミン酸“低下”説

抗精神病薬の多剤併用の問題

抗てんかん薬の薬理作用

てんかん発作を誘発する負荷因子について

アセチルコリン分解酵素阻害薬の薬理作用

グルタミン酸NMDA受容体拮抗薬の薬理作用

パーキンソン病治療薬の薬理作用

双極性障害II型という診断名の増加について

炭酸リチウムの薬理作用(仮説)

アルコール摂取によるグルタミン酸神経系とGABA神経系への影響

グルタミン酸神経系とGABA神経系の力関係

抗精神病薬の基本的なことから、服用してどのぐらいから効果がでるのか?など、現場で役に立つ知識も多く掲載されている図書です。抗精神病薬を学ぶにあたって、必須の1冊です。

③   本当にわかる精神科の薬はじめの一歩

タイトル通り、これから抗精神病薬を学ぶにあたって分かりやすく解説してくれている1冊です。

紹介文↓

非専門医が知りたい精神科の薬の基本と実践がわかる入門書! 向精神薬に馴染みのない医師向けに,作用機序,分類,特徴,処方例をやさしく解説.要点イラストが豊富でスッキリ理解でき,症例で具体的な使い方を学べる!

目次

第1部 精神科の薬の基本的な考え方

第2部 各薬剤の特徴と使い方

1.抗精神病薬

2.抗うつ薬

3.抗不安薬

4.睡眠薬

5.気分安定薬

6.抗認知症薬

7.発達障害治療薬

第3部 疾患別 処方の実際

1.基本的な考え方

2.処方の実際

1 統合失調症

2 不安症

3 強迫症

4 うつ病とうつ状態

5 躁状態と双極性障害

6 認知症

7 せん妄

8 不眠

9 摂食障害

10 アルコール依存症(使用障害)

11 注意欠如・多動性障害(ADHD)

第4部 注意すべき副作用と症候群

1 悪性症候群

2 糖尿病性昏睡

3 皮膚症状〜向精神薬による重症薬疹:SJS,TEN,DIHS

4 薬物誘発性不整脈〜薬剤性QT延長症候群と心室頻拍

5 向精神薬によって引き起こされる精神と行動の障害(行動毒性)

6 リチウム中毒

薬の解説だけでなく、注意すべき副作用についてもかかれています。抗精神病薬を服用されている患者さんの副作用確認は薬剤師にとってとても大切なので、必読な1冊です。

④   じっくり読めてしっかり身につく 精神科薬物療法ガイド

基礎知識からガイドラインの解説まで幅広く学べる1冊です。

紹介文

●約4年ぶりに大幅改訂!精神科薬物療法の要点や、患者背景に応じた注意点などについて解説します

好評を博した2017年3月臨時増刊号『パパッと読めてちゃんと身につく 精神科薬物療法ガイド』が内容を充実させて約4年ぶりに大幅改訂! 本号から臨床現場の第一線で活躍する精神科専門医が執筆陣に加わり、新薬情報のアップデートはもちろんのこと、ガイドラインに基づく精神科薬物療法の要点や、患者背景に応じた注意点などについて解説します。また、前版で評判の良かった「薬剤師の介入・フォローアップ事例」や服薬指導でよくあるお悩みに関するQ&Aも、近年の法改正などにあわせてブラッシュアップ。精神科薬物療法について「これからしっかり学んでいきたい」「おさらいしながらもっと学びたい」と考える薬剤師の皆さんにお勧めの1冊です。

目次

I もう一度おさらい! 精神科で使う薬の基礎知識

■精神科薬物療法の基本的な考え方

■薬剤の特徴と使い方

・抗精神病薬

・抗うつ薬

・抗不安薬、睡眠薬

・気分安定薬

・認知症治療薬

・その他の治療薬

■等価換算の活用法とピットフォール

■アセスメントツールの活用法

■減量・減薬の提案とその実践

II ガイドラインに基づく外来での精神科薬物療法

■疾患別のポイントと注意点

・統合失調症

・不安障害

・うつ病

・双極性障害

・認知症

・睡眠障害

・発達障害

■患者背景に応じたポイントと注意点

・小児

・妊婦・授乳婦 ・高齢者

III センパイに学ぶ! 薬剤師の介入・フォローアップ事例

■薬局の事例

1在宅精神疾患患者の服薬管理

2減薬実践とフォローアップ

3残薬確認から服薬コンプライアンス改善へ

■病院薬剤部の事例

1抗がん薬との薬物相互作用を防止した事例

2睡眠薬の過量服薬に対する介入

3処方の適正化に向けて

IV 精神科の薬学的管理 クリニカルクエスチョン

・薬局店頭で抗精神病薬の注射剤使用の有無を確認する方法とは?

・副作用の伝え方や発現状況の確認で注意すべき点とは?

・「いつまで薬を飲み続けたらよいのか」と尋ねられたときの対応とは?

・処方薬を飲みたがらない患者さんへの服薬指導とは?

・処方薬を飲みたがらない患者さんにできる処方上の工夫とは?

・お酒,タバコ、コーヒーなどが好きな患者さんへの服薬指導とは?

・食事やサプリメントの注意点とは?

・「具合が悪い理由が薬か病気か不明」と話す患者さんへの対応とは?

・たび重なる抗うつ薬の処方変更を不安がる患者さんへの対応とは?

・ジェネリック医薬品への変更時に注意すべき点とは?

・服薬指導に使える精神科評価尺度とは?

・精神科からの漢方処方の際に服薬指導で注意すべき点とは?

・自動車の運転についての指導で注意すべき点とは?

・精神症状を呈する薬剤とその対応とは?

お薬の解説だけでなく、注意点や、対応の方法なども掲載している1冊です。

⑤   まとめ

今日、新しい抗精神病薬も次々と開発されており、より抗精神病薬についての勉強の必要性は高まってきています。副作用も多いお薬なので、今回紹介した図書が勉強の際に役立てたら幸いです。

まとめリンク

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