【現役薬剤師監修】これから「抗精神病薬」について勉強を始める薬剤師さんへ③

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【薬剤師さんおすすめ図書】これから「抗精神病薬」について勉強を始める薬剤師さんへ③

前回に引き続き、抗精神病薬についておすすめできる図書について紹介させて頂きたいと思います。

《今回紹介する図書》

①   向精神薬がわかる! 使える! 答えられる! 改訂第2版

②   気になる向精神薬 (Essence for Resident) 単行本

③   精神科の薬-抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬・抗認知症薬…-はや調べノート

④   まとめ

①   向精神薬がわかる! 使える! 答えられる! 改訂第2版

処方例、相互作用、腎機能など幅広く学べる1冊です。薬剤師だけでなく、医師、看護師も読んで、学べる1冊です。

紹介文

「降圧薬と抗うつ薬は一緒に服用しても大丈夫?」そんな向精神薬に関する疑問に答える好評書。糖尿病や高血圧、腎機能障害などを合併している場合の薬の使い方をさらに充実させ、注意すべき相互作用、具体的な処方例まで解説。うつ病や双極性障害にも使われるようになった抗精神病薬もカバーし、向精神薬をざっくり知りたい方、精神科を専門としない医師、薬剤師、看護師にお勧めの一冊。

目次

抗うつ薬

 抗うつ薬とは

 抗うつ薬の特徴

 安心して抗うつ薬を使うには

 身体疾患を合併している場合

 高齢者,小児,妊婦・授乳婦に抗うつ薬をどう使うか

気分安定薬

 気分安定薬とは

 気分安定薬の特徴

 安心して気分安定薬を使うには

 身体疾患を合併している場合

 高齢者,小児,妊婦・授乳婦に気分安定薬をどう使うか

抗不安薬

 抗不安薬とは

 抗不安薬の特徴

 安心して抗不安薬を使うには

 身体疾患を合併している場合

 高齢者,小児,妊婦・授乳婦に抗不安薬をどう使うか

睡眠薬

 睡眠薬とは

 睡眠薬の特徴

 安心して睡眠薬を使うには

 身体疾患を合併している場合

 高齢者,小児,妊婦・授乳婦に睡眠薬をどう使うか

抗精神病薬

 抗精神病薬とは

 抗精神病薬の特徴

 安心して抗精神病薬を使うには

 身体疾患を合併している場合

 高齢者,小児,妊婦・授乳婦に抗精神病薬をどう使うか

薬剤が引き起こす精神症状

 抑うつ症状を引き起こす薬剤

 不眠を引き起こす薬剤

 幻覚・妄想を引き起こす薬剤

 認知症様症状を引き起こす薬剤

Q&A

 抗うつ薬に関するQ&A

 気分安定薬に関するQ&A

 抗不安薬・睡眠薬に関するQ&A

 抗精神病薬に関するQ&A

 その他のQ&A

基礎的なことから、高齢者、小児などにフォーカスをあてての解説もあり、幅広く学べる1冊です。

②   気になる向精神薬 (Essence for Resident) 単行本

お薬のことだけでなく、症状についても解説してくれている1冊です。

紹介文

向精神薬はもう「ナゾ」じゃない

向精神薬って気になりませんか? 知りたいけどなかなか学ぶ機会がない…。そんな医療者も多いはず。そんな方にとてもオススメです! 向精神薬の基本と、理解を助けるための精神疾患のおさらいを、天沢先生が優しく分かりやすく解説してくれます。心のケアも含め、より奥深い医療を提供できるようになりませんか?

目次

第1章 本書の主旨について

 ①本書を学ぶ意義─処方はNG!?

 ②天沢ヒロにしか書けないこと─非専門医だからこその視点

 ③用語について─ややこしいようで,そうでもない

第2章 精神疾患の復習

 ①統合失調症(症状)─陽性症状よりも注目すべきこと

 ②統合失調症(治療)─主軸は薬物療法にあり

 ③うつ病(症状)─身体症状からしっかり疑えるか

 ④うつ病(治療)─3つの矢をおさえる

 ⑤双極性障害─うつ病よりも統合失調症に類似する疾患

 ⑥不安障害─生涯有病率は5%と高い

第3章 抗精神病薬

 ①抗精神病薬(総論)─思っているほど種類は多くない

 ②SDA─非定型抗精神病薬では強めのグループ

 ③MARTAとDSS─非定型抗精神病薬では中間~弱めのグループ

 ④定型抗精神病薬─非専門医はどう活かすべきか

第4章 抗うつ薬

 ①抗うつ薬(総論)─非専門医が知っておきたいことを中心に

 ②SSRI─基本的に1st choiceとなる

 ③SNRIとNaSSA─1st choiceになることもある

 ④三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬─参考程度に留めておく

 ⑤その他─まだまだある抗うつ作用をもつ薬剤

 ⑥非専門医に必要なこと─知ろうとしなければ一生わからない

第5章 気分安定薬&抗不安薬

 ①気分安定薬─3つの時期に分けて考える

 ②抗不安薬(総論)─非専門医も処方する機会がある

 ③抗不安薬(各論)─お気に入りを最低3つはみつけよう!

第6章 睡眠薬

 ①睡眠障害─日本人の5人に1人が悩んでいる

 ②睡眠薬(総論)─患者さんに快適な睡眠を!

 ③睡眠薬(各論)─もう迷わない!

 ④せん妄─避けては通れない

 ⑤最後に天沢ヒロからのメッセージ─学び終えたあとにあらためて伝えたいこと

付録

 向精神薬一覧

索引

column

 早期発見はできるのか

 なるほどなぁ! と思った瞬間

 なぜ,うつ病は「甘え」といわれるのか

 2次性のうつ病

 断眠療法(覚醒療法)

 さまざまなうつ病

 双極性障害の抑うつの特徴

 不安障害を復習しよう!

 抗精神病薬と併用する薬

 クロザリル®(クロザピン)

 知らないことは罪にもなる

 薬を使わない状況

 選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬

 トラマール®について

 ケタミンがうつ病を救う!?

 抗Parkinson病薬はうつ病に使えるのか

 予想をする真の意義

 セルシン®/ホリゾン®(ジアゼパム)

 ナルコレプシー

 医師は睡眠とどう向き合うか

 睡眠に用いる漢方薬

 市販の睡眠薬

天沢先生のミニテスト

 ミニテスト①

 ミニテスト②

 ミニテスト③

 ミニテスト④

 ミニテスト⑤

薬についての解説だけではなく、筆者の考え方、経験も含めて書かれている実用的な1冊です。

③   精神科の薬-抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬・抗認知症薬…-はや調べノート

妊婦と精神薬についてもふれられており幅広く学べる1冊となっています。運転に関することも書かれており、薬剤師として知っておきたい内容がつまっている1冊です。

紹介文

精神科の病棟・外来はもちろん、救急をはじめ、ありとあらゆる診療科・在宅でも精神科の薬の知識は必要である。漢方製剤を含む119製剤を網羅し、同じ薬効でも患者に合うもの・合わないもの、医師がなぜその薬剤を選択したのかが理解でき看護に生かせる。

本書では、添付文書に忠実な情報だけではなく、

薬の仕組み、選び方、中止の仕方、

せん妄や不眠等への適応外使用についても触れるなど、実用性を重視しました。

精神科薬を処方したことのない人や患者さん自身にもわかりやすいものとなっています。

さて、多くの読者が気にされることが、

「精神科の薬を内服中の人が運転・妊娠・授乳をしてもよいのか」ということではないかと想像します。

この点では著者グループも表記に非常に悩みましたが、

各薬とも運転・妊娠・授乳に際して〇△×で表示しています。

本来は〇か×かをクリアーに示せることが望ましいですが、

何の影響もないという意味での「完全な〇」や、

絶対に禁忌という意味での「完全な×」に該当する薬はほとんどなく、

大半の薬が「広い意味で△」に当たります。

すなわち、「何らかの影響が出る可能性は否めないが報告例がなく断言できない。

治療上の有益性と危険性を天秤にかけて総合的に判断してください」といった

グレーゾーンの薬が大半です。

また、同じような薬でも発売された時期や製薬会社によって、

運転や妊娠・授乳への警告をどうするかということにばらつきがあり

統一した基準で示せないのが実情です。

本書では産婦人科の教室に協力をお願いして、

「妊娠・授乳と服薬」についての解説の頁を設けましたので、

ぜひご一読いただければと思います。

目次

・序にかえて

・監修・編集・執筆者一覧

・薬剤名インデックス

・用語インデックス

【はじめに】

◆ざっくり解説! 妊娠・授乳と服薬

・精神科医が悩む「リスク、ベネフィットを考慮して使用する」ってどういうこと?

【1 抗精神病薬】

◆ざっくり解説! 抗精神病薬

◆ざっくり解説! 抗精神病薬の副作用

<第一世代抗精神病薬:フェノチアジン系>

(1)クロルプロマジン

(2)レボメプロマジン

(3)ペルフェナジン

(4)フルフェナジン

(5)プロクロルペラジン

(6)プロペリシアジン

<ブチロフェノン系>

(7)ハロペリドール

(8)ブロムペリドール

<ベンザミド系>

(9)スルピリド

(10)スルトプリド

(11)チアプリド

(12)ネモナプリド

<ジフェニルブチルピペリジン系>

(13)ピモジド

<イミノベンジル系>

(14)クロカプラミン

<チエピン系>

(15)ゾテピン

<第二世代抗精神病薬>

(16)リスペリドン

(17)パリペリドン

(18)ペロスピロン

(19)ブロナンセリン

(20)オランザピン

(21)クエチアピン

(22)アセナピン

(23)アリピプラゾール

(24)ブレクスピプラゾール

(25)クロザピン

◆ざっくり解説! 持効性抗精神病薬注射剤(LAI)

<持効性抗精神病薬注射剤>

(26)ハロペリドール

(27)フルフェナジン

(28)リスペリドン

(29)パリペリドン

(30)アリピプラゾール

【2 抗うつ薬】

◆ざっくり解説! 三環系抗うつ薬

<三環系抗うつ薬>

(1)クロミプラミン

(2)アミトリプチリン

(3)ノルトリプチリン

(4)イミプラミン

(5)アモキサピン

(6)トリミプラミン

(7)ロフェプラミン

(8)ドスレピン

◆ざっくり解説! SSRI・SNRI

<SSRI>

(9)パロキセチン

(10)セルトラリン

(11)エスシタロプラム

(12)フルボキサミン

<SNRI>

(13)ミルナシプラン

(14)デュロキセチン

(15)ベンラファキシン

<NaSSA>

(16)ミルタザピン

◆ざっくり解説! 鎮静系抗うつ薬(四環系抗うつ薬とその仲間)

<四環系抗うつ薬>

(17)ミアンセリン

(18)マプロチリン

(19)セチプチリン

<その他の抗うつ薬>

(20)トラゾドン

【3 気分安定薬】

(1)炭酸リチウム

(2)バルプロ酸

(3)カルバマゼピン

(4)ラモトリギン

【4 精神刺激薬】

(1)メチルフェニデート

(2)モダフィニル

(3)アトモキセチン

(4)グアンファシン

【5 抗不安薬】

◆ざっくり解説! ベンゾジアゼピン系睡眠薬の特徴

(1)クロチアゼパム

(2)エチゾラム

(3)フルタゾラム

(4)アルプラゾラム

(5)ロラゼパム

(6)ブロマゼパム

(7)ジアゼパム

(8)クロキサゾラム

(9)フルジアゼパム

(10)クロルジアゼポキシド

(11)メダゼパム

(12)ロフラゼプ酸

(13)タンドスピロン

【6 睡眠薬】

◆ざっくり解説! 睡眠薬の歴史100年

◆ざっくり解説! ベンゾジアゼピン系薬剤

<バルビツール酸系>

(1)ペントバルビタール

(2)アモバルビタール

<ベンゾジアゼピン系>

(3)トリアゾラム

(4)ブロチゾラム

(5)リルマザホン

(6)ロルメタゼパム

(7)フルニトラゼパム

(8)ニトラゼパム

(9)エスタゾラム

(10)クアゼパム

(11)フルラゼパム

(12)ハロキサゾラム

<Z-drug>

(13)ゾルピデム

(14)ゾピクロン

(15)エスゾピクロン

<メラトニン受容体作動薬>

(16)ラメルテオン

<オレキシン受容体拮抗薬>

(17)スボレキサント

<その他>

(18)ブロモバレリル尿素

(19)抱水クロラール

【7 むずむず脚症候群、その他の睡眠関連障害治療薬】

(1)クロナゼパム

(2)ガバペンチン エナカルビル

(3)ガバペンチン

(4)プレガバリン

(5)プラミペキソール

【8 抗認知症薬】

<アセチルコリンエステラーゼ阻害薬>

(1)ドネペジル

(2)ガランタミン

(3)リバスチグミン

<NMDA受容体拮抗薬>

(4)メマンチン

【9 抗パーキンソン病薬】

(1)ビペリデン

(2)トリヘキシフェニジル

(3)プロメタジン

【10 漢方製剤】

(1)抑肝散

(2)抑肝散加陳皮半夏

(3)酸棗仁湯

(4)加味帰脾湯

(5)六君子湯

(6)当帰芍薬散

(7)加味逍遙散

(8)桂枝茯苓丸

(9)女神散

(10)半夏厚朴湯

(11)柴朴湯

(12)苓桂朮甘湯

(13)柴胡加竜骨牡蠣湯

【11 アルコール依存症治療補助薬】

(1)シアナミド

(2)ジスルフィラム

(3)アカンプロサート

(4)ナルメフェン

漢方薬についても書かれており、それぞれの特徴も幅広く知れる1冊です。

④   まとめ

前回に引き続き抗精神病薬を勉強する上で、役に立つ図書を紹介させて頂きました。抗精神病薬は奥が深い領域です。精神疾患で悩んでいる患者さんも少なくありません。現場で生かせる知識を今回紹介した図書から学び、生かしていきましょう。

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