【現役薬剤師監修】これから「抗精神病薬」について勉強を始める薬剤師さんへ④

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【薬剤師さんおすすめ図書】これから「抗精神病薬」について勉強を始める薬剤師さんへ④

前回に引き続き抗精神病薬についておすすめできる図書について紹介させて頂きたいと思います。

《今回紹介する図書》

①   ゆるりとはじめる精神科の1冊目

②   よくわかる精神科治療薬の考え方,使い方 3版

③   フローチャートメンタル漢方薬

④   まとめ

①   ゆるりとはじめる精神科の1冊目

薬の知識だけではなく、接し方や、服薬指導についても書かれています。

紹介文

●向精神薬の処方を見るとドキドキしてしまう人へ

●はじめての精神科にピッタリ!患者さんのギモンもすっきり解決

●患者さんとの「よくあるケース」で、何をどう聞くか、どう伝えるかがわかる

近年、病院でも薬局でも、精神科の患者と接する機会が増しています。向精神薬の処方意図がわからない、患者対応に関する悩み、副作用の評価が難しいなど、困った経験をしたことありませんか? 本書は、知っているようで意外に知らない精神疾患とその症状、向精神薬の使いどころ、副作用・相互作用など、押さえておきたい知識をわかりやすく解説。また、患者とのよくあるケースを描いた「ものがたり編」では、薬剤師視点で患者との接し方、話の聞き出し方など、明日からの服薬指導・患者対応に活かせる内容がリアルに描かれています。本書を読めば、精神科領域はもっと面白くなります!

目次

第1章 総論

1 精神疾患をもつ患者との関わり方

2 患者とのコミュニケーション、どうとる?

3 医師の処方の考え方を知ろう

4 剤形の使い分け

5 ポリファーマシーの捉え方と対応

第2章 疾患編

1 うつ病

2 双極性障害

3 統合失調症

4 不安症

5 睡眠障害

6 認知症

7 せん妄

8 発達障害

9 薬物・アルコール依存

第3章 薬剤編

1 向精神薬の受容体プロファイル

2 注意したい薬物相互作用

3 現場でみられる主な適応外使用

4 抗うつ薬

5 気分安定薬

6 抗精神病薬

7 抗不安薬

8 睡眠薬

9 認知症治療薬

10 発達障害治療薬

11 精神科領域で使われる漢方薬

第4章 有害事象編

1 悪性症候群

2 錐体外路症状

3 セロトニン症候群

4 リチウム中毒

5 アクチベーション症候群

6 抗うつ薬による中断症候群

7 認知症治療薬による興奮

8 発達障害治療薬による不眠

9 高プロラクチン血症

10 水中毒

11 血栓塞栓症

12 不整脈

13 抗うつ薬による消化器症状

14 腸閉塞(イレウス、便秘)

15 誤嚥性肺炎

16 糖尿病

17 体重増加

18 下部尿路症状

19 スティーブンス・ジョンソン症候群

20 ベンゾジアゼピン系薬などによる骨折

第5章 精神科ものがたり編

1 抗精神病薬を減量したい

2 眠れないので、睡眠薬を増やしてもらえませんか?

3 不安が強く、いろいろと聞いてくるうつ病患者

4 この薬、たくさん飲めば死ねますか?

5 包丁を握りしめたせん妄患者

6 この患者さん、もしかして錐体外路症状?

7 これって認知症ですか?

8 打ち明けづらい副作用

9 統合失調症? それともうつ病?

10 いつも薬が余ってしまう患者

11 患者さんからの長電話

12 赤ちゃんが欲しいので薬をやめます

13 深夜に出会った素足の患者

14 ジェネリックなんて絶対に飲みたくありません!

15 体重が増えたの、薬のせいなんじゃないの?

副作用について、患者さんとの接し方など多くの知識を学べる1冊です。ものがたり編では誰もが1度は経験したことがある患者さんへの対応について書かれており、実用的な1冊となっています。

②   よくわかる精神科治療薬の考え方,使い方 3版

薬剤師だけでなく他職種にも向けたわかりやすいテキストです。

紹介文

精神科における的確な薬物治療を行ううえで,どの薬剤をどういった考えで選び,どのように使えばいいのかを平易に解説した書の改訂3版.項目自体も一部見直しをはかり,最新の知見を盛り込んだ.薬剤についてのみならず,各疾患のポイントや患者・家族に対する説明など,できるだけ具体的に解説した.精神科医のみならず,看護師,薬剤師,臨床心理士などの医療従事者にとってもわかりやすいテキストとする.

目次

1.精神科薬物療法の基本 〈大森哲郎〉

 1.薬物療法の目的

  a.対症レベルでの改善

  b.病態レベルでの改善

  c.再発予防への効果

 2.薬物療法の指針

  a.必要最小限の介入

  b.適切な薬物の選択

  c.臨床エビデンスの活用

 3.薬物療法の実際

  a.診断と評価

  b.本人への病気と治療の説明

  c.家族への説明

 4.薬物療法と心理社会的治療

2.向精神薬の種類・作用・副作用 〈田吉伸哉,大森哲郎〉

A.抗精神病薬

 1.分類

  a.非定型抗精神病薬(第二世代抗精神病薬)

  b.定型抗精神病薬(第一世代抗精神病薬)

 2.薬理作用

  a.ドパミン系への作用

  b.セロトニン系への作用

  c.ノルアドレナリン系への作用

  d.ヒスタミン系への作用

  e.アセチルコリン系への作用

  f.キニジン様作用

 3.副作用

  a.錐体外路症状

  b.悪性症候群

  c.内分泌・代謝系

  d.けいれん誘発作用

  e.その他

B.抗うつ薬

 1.分類

  a.選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

  b.セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)

  c.ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)

  d.セロトニン2A 受容体アンタゴニスト/ 再取り込み阻害薬(SARI

  e.三環系抗うつ薬(TCA)

  f.四環系抗うつ

  g.ベンザミド系抗精神病薬

 2.薬理作用

  a.急性薬理作用

  b.抗うつ効果発現メカニズム

  c.解剖学的作用部位

 3.副作用

  a.activation 症候群

  b.セロトニン症候群と悪性症候群

  c.離脱症状

  d.その他の副作用

  e.併用薬との相互作用

C.気分安定薬

 1.lithium

 2.carbamazepine

 3.valproate

 4.lamotrigine

D.抗不安薬と睡眠薬

 1.ベンゾジアゼピン(BZD)系薬物の分類

  a.抗不安薬

  b.睡眠薬

  c.抗てんかん薬

  d.注射製剤

  e.BZD 系薬物の薬理作用

  f.BZD 系薬物の副作用

 2.5-HT1A 受容体アゴニスト

  a.抗不安作用

  b.薬理作用

 3.抗不安薬としての抗うつ薬

 4.バルビツール酸系薬物

E.精神刺激薬

 1.精神刺激薬の種類

  a.methylphenidate

  b.pemoline

  c.mazindol

  d.metamphetamine

 2.作用機序

 3.副作用

3.薬物動態と薬物相互作用 〈山内 健,伊賀淳一〉

A.総論

 1.吸収

 2.分布

 3.代謝

 4.排泄

 5.相互作用

B.各論

 1.fluvoxamine

 2.paroxetine

 3.sertraline

 4.escitalopram

 5.duloxetine

 6.mirtazapine

 7.carbamazepine

 8.lamotrigine

 9.lithium

 10.valproate

 11.その他の薬物

4.薬物療法と並行して行う心理社会的治療 〈友竹正人〉

 1.病態レベルに応じた対応

 2.支持的精神療法

5.統合失調症 〈沼田周助,富永武男〉 

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

  a.作業療法

  b.生活技能訓練

  c.デイケア

6.気分障害 〈伊賀淳一〉 

A.うつ病(単一エピソード,反復性エピソード)

 1.疾患の概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

B1.双極性障害(躁病)

 1.疾患の概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物治療

B2.双極性障害(うつ病)

 1.疾患の概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

7.神経症性,ストレス関連性障害および身体表現性障害

A.パニック障害〈住谷さつき〉 

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

B.全般性不安障害

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

C.強迫性障害

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

D.社会不安障害(社交不安障害)

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

E.身体表現性障害〈瀧川裕美子,住谷さつき〉

 1.概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

F.解離性(転換性)障害

 1.概念,症状

 2.治療導入

 3.薬物治療

G.適応障害

 1.概念,症状

 2.治療方針

 3.薬物治療

H.外傷後ストレス障害

 1.概念,症状

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

8.摂食障害,睡眠障害

A.摂食障害〈友竹正人〉 

 Ⅰ.神経性やせ症

  1.疾患の概念,疫学,症状

  2.アセスメント

  3.薬物治療

  4.心理社会的治療

 Ⅱ.神経性過食症

  1.疾患の概念,疫学,症状

  2.アセスメント

  3.薬物治療

  4.心理社会的治療

B.睡眠障害(不眠症)〈友竹正人,富永武男〉

 Ⅰ.不眠症

  1.疾患の概念,疫学,症状

  2.薬物療法

  3.心理社会的治療

 Ⅱ.その他の睡眠障害:睡眠障害の鑑別

  a.過眠症

  b.睡眠・覚醒スケジュール障害

  c.睡眠時遊行症(夢遊病)

  d.睡眠時驚愕症

  e.悪夢

  f.レム睡眠行動障害

9.アルコール依存,薬物依存 〈谷口京子,富永武男〉

A.アルコール依存

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

B.睡眠薬・抗不安薬依存

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

10.せん妄 〈上野修一〉 

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

11.認知症 〈安藝浩史,上野修一,大森隆史,亀岡尚美〉 

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

  a.認知症

  b.認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

12.発達期の障害 〈井﨑ゆみ子〉

A.注意欠如/ 多動性障害(AD/HD)

 1.疾患の概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物療法

 4.心理社会的治療

B.広汎性発達障害(PDD)

 1.疾患の概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物療法

 4.心理社会的治療

C.チック

 1.疾患の概念,疫学,症状

 2.治療導入

 3.薬物療法

 4.心理社会的治療

13.てんかん 〈中瀧理仁,渡部真也〉

 1.疾患の概念,疫学,症状,病態

 2.治療導入

 3.薬物治療

 4.心理社会的治療

14.リエゾン精神医学-他科往診の基本〈田吉純子,多田幸雄〉

 1.コンサルテーション・リエゾン精神医学の概念

 2.コンサルテーション・リエゾン精神医学の実践時の注意点

  a.精神科受診について説明と同意

  b.身体診療科主治医との連携

  c.看護師との情報交換

  d.フォローアップ

 3.コンサルテーション・リエゾン精神医学で遭遇する頻度の高い疾患

  a.せん妄,認知症

  b.うつ病

15.合併症のある患者への抗精神病薬投与の注意,精神腫瘍学〈山内 健,多田幸雄〉 

A.合併症のある患者への向精神薬投与の注意点

 1.循環器疾患を有する患者

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.気分安定薬・抗てんかん薬

 2.肝障害を有する患者

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.気分安定薬・抗てんかん薬

  d.抗不安薬

 3.腎障害を有する患者

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.気分安定薬・抗てんかん薬

 4.メタボリックシンドロームを有する患者

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.気分安定薬・抗てんかん薬

B.精神腫瘍学

 1.概念

 2.がん患者における心理的反応

 3.がん患者に対する接し方についての注意点

 4.がん患者のQOL を向上するためにできること

 5.がん患者にみられる精神症状と薬物療法

  a.うつ病

  b.適応障害

  c.せん妄

16.子ども,妊産婦,高齢者の薬物治療 〈田吉伸哉,渡部真也〉

A.子どもの薬物治療

 1.総論

  a.適応の問題

  b.薬物の代謝・排泄

  c.薬物感受性

  d.成長発達との関係

  e.家族,保護者との関係

 2.各論

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.気分安定薬

  d.抗不安薬

B.妊娠中の薬物の影響

 1.総論

  a.母体への影響

  b.胎児・新生児への影響

 2.各論

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.気分安定薬

  d.抗不安薬,睡眠薬

  e.抗てんかん薬

 C.高齢者の薬物治療

 1.総論

  a.老年期の患者の薬物動態

  b.老年期の患者の向精神薬への感受性

  c.老年期の患者と合併症

 2.各論

  a.抗精神病薬

  b.抗うつ薬

  c.抗不安薬,睡眠薬

  d.気分安定薬

  e.抗パーキンソン病

17.精神科救急医療 〈田吉純子,久保弘子〉

 1.精神科救急医療の現場

  a.救急外来での診断

  b.面接時の注意点

  c.救急外来での診察手続き

 2.治療

  a.救急入院治療

  b.自殺念慮,自殺未遂

  c.急性精神病

18.薬剤師による服薬指導 〈桐野 靖〉

 1.服薬指導とは

 2.服薬指導の実際

 3.精神科薬物療法における適応外使用

索 引

薬物治療についてだけでなく、心理社会的導入などについても書かれており、幅広く学べる1冊となっています。また、「適応外使用」についてのことも書かれており、薬の知識についても深める事ができる1冊です。

③   フローチャートメンタル漢方薬

精神科領域の漢方に強くなれる1冊です。

紹介文

みなさま、お待たせいたしました。大人気フローチャートシリーズに待望のメンタル版、登場!

ガイドライン作成者が語る西洋薬の限界と漢方薬の魅力。

西洋薬が効かない30%の困っている人たちにこそ、漢方をおすすめします。

目次

モダン・カンポウの基本

西洋医のためのモダン・カンポウ

漢方薬の副作用

メンタル漢方薬早見表

フローチャート! 新見正則

自律神経失調症

不眠症・睡眠障害

食欲がないときは

うつ病もどき

女性の訴え

高齢者の訴え

発達障害:不登校

ともかく困ったら

フローチャート・メンタル! 古郡規雄

西洋薬

幻覚・妄想状態

躁状態

重症うつ状態

認知症

認知症の周辺症状・1

認知症の周辺症状・2

けいれん・てんかん

うつ

抑うつ状態(軽症うつ病)・1

抑うつ状態(軽症うつ病)・2

抑うつ状態(軽症うつ病)・3

更年期のうつ状態

高齢者のうつ状態

こどものうつ状態

不眠

不眠症・1

不眠症・2

神経症・不安

ヒステリー

のぼせ

イライラ

喉のつかえ

胃のもたれ

下痢・1

下痢・2

過敏性腸症候群

動悸

頻尿

めまい

頭痛

耳鳴り

婦人科系

生理前のイライラ

足のつり

ミオクローヌス(ピクピク)

疲れ

発達

チック

自閉スペクトラム障害(ASD)

注意欠如・多動性障害(ADHD)

副作用

薬剤性口渇

薬剤性嘔気・悪心

薬剤性便秘・1

薬剤性便秘・2

痩せたい人

おわりに

参考文献

索引

コ ラ ム

抗うつ薬が効く可能性は?

漢方ネイティブ!

統合失調症 今むかし

最高の名医 和田東郭

移精変気

健康と医療のプラットフォーム屋になろう

認知症プロジェクト

不登校プロジェクト

うつ病プロジェクト

メタアナリシス

エキスパート・コンセンサス

抗精神病薬の使い方

抗てんかん薬の使い方

メンタルを漢方でみるときの心得

他科の先生へ,精神科医からのメッセージ

抗うつ薬の使い方

気分安定薬の使い方

睡眠薬の使い方

精神療法

漢方の薬物相互作用

精神科における漢方治療の考え方

時の洗礼に耐えて

モダン・カンポウ,和漢,そして現代中医学1

モダン・カンポウ,和漢,そして現代中医学2

自律神経失調症

西洋薬に抵抗感をしめす患者さんも少なくありません。薬剤師として、精神科領域の漢方に強くなることで患者さんのためによりよい提案ができると思います。

④   まとめ

精神科領域のお薬は、あらゆるお薬の併用禁忌に該当していることも多く、副作用も少なくはありません。また、依存性などを気にする患者さんもいます。薬剤師として患者さんに適切な説明、知識を伝えられるように、精神科領域の薬の勉強はとても大切です。今回紹介させて頂いた図書を参考に知識を深めていきましょう。

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